文章で稼ぐ贅沢

作詞からプログラミングまで、文字を並べて生きる物書きのひとりごと @ 逗子

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ついにスマホからFacebookを削除した。と言っても消したのはアプリで、Facebookを退会したわけではない。見ようと思えばブラウザから可能だけれど、この数週間はアクセスしていないし、興味が失せてしまった。

スマホの動きが重たくなる原因のほとんどは、常駐しているアプリ。Androidの設定から実行中のアプリを確認すると、いつもトップにあってメモリーを喰っているのはFacebookとMessengerだ。しかも鬱陶しいほど更新が頻繁で、重たいシステムをダウンロードするたびに「改悪」していくのに腹が立つ。未完成品の実験モニターにさせられ、ストレスの原因を生むアプリは捨てるのがいちばんである。

この2カ月は仕事が立て込んで、プライベートな時間がなかったのも、Facebook離れのきっかけとなった。知りたいのは他人が何をしているかのタイムラインではなくて、自分自身をアップデートするための最新情報や知識。そのためにFacebookを利用することが多かったけれど、100のうち1つぐらいしか欲しいものは見つからない。目次すらなく、下へ下へと指を滑らす効率の悪さは、暇つぶしアプリと名付けたくなるほどだ。


だから欲しいものは自分から取りに行く。コーヒーブレイクには、日経ビジネスオンラインやJBpress、WISDOMニュースなどで無料の情報を得て、寝る前と電車での移動時間には、Kindleで電子書籍を読む。ワーカホリックになったわけじゃなく、この歳になっても脳細胞が成長していることが楽しくて嬉しい。頭の中だけは20代に戻った気分である。


そして暇つぶしアプリの代表格、『ポケモンGO』も全然やる気にならない。GPSをONにして自分の居場所を晒し、バーチャル空間でゲットしたモンスターの数を競うのは、子どもゲーマーに任せておけば良いと思うからだ。

群れて興じないと仲間外れになるかもしれないが、人は人、私は私と割り切るようになった。ブームに乗っかり消費する側よりは、ブームを作り出して稼ぐ側になりたいと思うこの頃。アルコールを止め、Facebookを止めることで生まれた時間の価値に、なぜもっと早く気付かなかったのかと悔やむことしきりである。

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晴れた今夜は恒例の逗子海岸花火大会。7000発を目当てに10万人以上の観客が押し寄せる。雨が降っても決行した去年は葉山マリーナのクラブハウスから眺めたけれど、今年は残念ながらどの仲間にも参加できない。仕事がいっぱいいっぱいで、書斎にこもって昼夜ぶっ通しのハードワークが始まったからだ。

それでも新しく始めたブログは仕事よりずっと楽しい。嬉しいことには公開3週間で10,000ページビュー目前となり、更新が途切れないようにアイデアを練るのもまた楽しい。私は文筆業に加えてWEB制作を生業としているが、9年ぶりの新ブログ立ち上げで、直近のWEBの動向を再勉強できた。ブロガーに対して幾つか抱えていた謎も解けたと思う。
  • なぜ行間を開けたブログが多いのか
    文章を書くのが苦手だからが大半の理由。すかすかの内容でも行数を多くみせるためのテクニックである。だったら書きたいことが溜まったときにアップすれば?と思うが、Googleアドセンスやアフィリエイトで収益を狙っているブロガーにとっては、できるだけ沢山の記事を溜め込みたいのだ。
    アドセンスの規約では1ページに貼れる広告ユニットの数は3個まで。それを超えるとポリシー違反になって警告を受け、最悪はアカウントが停止されてしまう。従って記事を量産するしかない。しかしあまりに文字数が少なくてもコンテンツ不足で違反になるので、行間を空ける作戦が生まれたんだろう。

  • なぜ情報系のブログが増えたのか
    旬の話題やニュース、芸能人ネタなど、他人が書いた記事を収集したリンクだけで成り立っているブログが乱立している。これも目的は労せずして広告収入を得るため。FeedlyをはじめとするRSSリーダーでネタを集めて、時系列で連動してリンクを増やしていく。みんなが検索するキーワードが大量に含まれているのでアクセス数はアップするし、Facebook、TwitterなどSNSにシェアされ拡散する確率も高い。

  • なぜ良質な記事を拡散するのか
    意識高い系型、自己陶酔型、教えたがり型などいろいろあるが、著名人じゃなくてもマイワールドで主役になれる。読者が一人でも増えれば他者に認知された喜びは大きいのだ。さらにはアマゾンの電子書籍サービス(Amazon Kindle)では、一般人が書いた文章を無料出版してくれる「Kindle ダイレクト・パブリッシング」がスタート。書き溜めたブログが夢の印税生活に繋がる可能性があり、出版前に読者を集めておこうするブロガーが増えた。

さてさて私もブロガーのトレンドに乗れるかどうか。好きなことをビジネスにしたいけれど、思い起こせば作詞だってWEB制作だって、もとはただの趣味だった。趣味が仕事になるとなぜ締め切りから逃げたくなるのか、これだけは永遠の謎である。

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近ごろFacebookに飽きてきた。アプリの機能が多すぎて時間を取られるのに加えて、Twitterのような気軽さが無くなってきたからだ。あの人は「いいね」をくれたのか、義理でも「いいね」しなきゃダメなのか、人間関係の煩わしさも重荷になる。

やっぱりねと思ったのは、「<フェイスブック>おじさんが穴埋め?」という記事(2016年5月19日 毎日新聞)。ジャストシステムの「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」の発表によると、Facebookを利用していると答えた10代が、1年前の45%から27%に落ち込んだことが分かった。しかし全体の利用者数は昨年とほぼ同じで、30〜40代の男性利用者の増加が10代の減少分を穴埋めしているそうだ。

一方で、スマホ中毒の子どもが増加している韓国では、Facebookの「いいね」が貰えなくて、一日中うつ状態に落ち込んでしまう小学生も少なくないという。中学生になると、「いいね」をもらうために友人に依頼のメッセージを送るのは常で、時には知らない人に「『いいね』をください」と頼み、SNSでの友人関係になることもある。
(「韓国の小学生、SNSの『いいね』が少なくうつに」 2016年5月19日 livedoorNEWS )

友達みんなに報告したいビッグニュースや、ビジネス、イベントの宣伝なら分かる。でも代わり映えしない日常から無理やりネタを探し、今日のランチの画像をアップしたところで、どうリアクションする? 「今○○駅で電車を待っています」「一年前はこんなことをしていました」って、だから何?と思いつつ、公開されているわけだから取りあえずは「いいね」をしておく。

これがブログだったら、見に行かなきゃ済むだけのこと。しかし垂れ流しのタイムラインに表示されると、否が応でも目に入る。面倒ならフォローをやめるか、友だちから外すかだけど、人間関係に影響が及ぶのは後ろめたい。

カリフォルニア州立大学の研究機関が警告しているのはFacebookの依存性。薬物と同じくらい強い中毒性・常習性があることが発表されている。そしてプライバシーと監視の問題。他人が自分をどう思っているかを知るために利用する人が依存症になりやすい。

自分も含めて「かまってちゃん」を生み出すFacebook。アカウントを削除して退会しようかと思うけれど、「あの人、Facebookをやめたんだってね。何かあったのかな」と噂されるのが怖い。アナログの黒電話が唯一の通信手段だった子ども時代に戻りたいこの頃である。

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IT技術が発達するにつれ、自分の中で危機感が広がっている。連絡はメール、調べ物は検索サイト、買い物はAmazonで、以前は身体を使っていた時間が余るようになった。ふと気づくとSNSのアイコンをクリックし、他人のつぶやきや画像、メッセージを追いかけている。電車やバスの移動時間でも同じ状況で、これって完全な依存症じゃないだろうか。

SNSを断ったらどうなるのか、この1週間FaceBookにアクセスするのを止めてみた。画面からアイコンを削除して、指が追いかける先を無くす。スマホの通知バーには誰かの誕生日やイベントのお知らせが表示されるけど、深読みせずに遣り過ごす。するとネガティブの塊となって襲ってくるのは疎外感。SNSに参加してイイネ!していない自分がブラックホールに突入したことを知るのである。空虚は身体に影響を及ぼして、不眠から逃れるために睡眠導入剤のお世話になるまで到ってしまった。

異変に気付き、心配してメールをくれた友人は2人で、そのうちの1人からはお見舞いの花が届いた。淡いピンクが主体の花かごをベッドサイドに置いて眺めていると、リアリティが戻ってくる。ネットを通じて求めていた人と人との繋がりが、仮想空間の中で起きていた出来事に思えて、独り善がりの高揚が醒めてくるのだ。沢山イイネ!を貰っても自分はスターじゃない。コメントや返事がなければ気になって仕方のない、幼い「かまってちゃん」だった。

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そして1週間ぶりにFaceBookを開けてみると、未読のお知らせが溜まっているだけで、ハプニングは起きていない。誰も私のことなんか気にしちゃいないのが逆にホッとした。友だちの近況を追いかけるのも面倒になり、そのままログアウト。禁断症状はきつかったけれど、意外と早く依存症から抜けられたことに驚く。そっちの世界とこっちの世界が共感し合わなくとも、自分は自分の立ち位置にいればいい。

「日も暮れよ 鐘も鳴れ 月日は流れ わたしは残る」。FaceBookのタイムラインは、アポリネールの詩『ミラボー橋』の下を流れるセーヌ川のようだ。人々の営みが淡々と遠ざかり、流れ作業で押されたイイネ!が泡になって引っ付いていくのは滑稽でもある。やがて時代の興味が他に移り、SNSに代わるものが現れる日も遠くはないだろう。
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半年以上放置したままのSNSからメッセージが届いた。友達リストへの追加を希望しているという会員からだ。

「はじめまして^^v
外科医をしています「ヨシキ」といいます。
プロフィール他拝見させて頂いてとても魅力的に感じ、あなただけとはどうしても知り合いになりたくなってしまいました^^
ぜひ、メル友からで良いので友達になって頂けませんか?
私のアドレスは、
XXXXX@XXXXXXXXです^^
楽しみに待ってますからお願いしますね! 」

良樹という本人のプロフィールを見に行くとますます怪しい。
自己紹介の写真はシルバーのメルセデス。大学病院の外科医をしていて、1人暮らしの家にはゴールデンリトリバー3匹とトイプードルが2匹。
少し年の離れた弟は芸能活動をしていて、最近ではドラマ「ルーキーズ」に出演。

メッセージの締めくくりは、
「今まで仕事ばかりでお金を使う時間が全くなく貯まるいっぽうだったのでこれからは趣味やレジャーに費やしていきたいと思ってる今日この頃…
freemlで素敵な出会いがある事をちょっぴり期待しているドクターYでした
気軽にメッセージください 」

試しに『良樹 外科医』でGoogle検索してみたら第1位、第2位でヒット。先月末から掲示板まで立っていて、被害者たちがコメントを連ねている。
分かったことは、
・mixi、Ameba、freeml・・あちこちのSNSからプチメを送っているらしい。
・お金を取られた人がいる。
・IT社長のKAZUMAという名でも同様のメールが送られてくる。

短期間で大量にばら撒いているのを見ると、たぶん返信してきた携帯のメアドを集めるのが目的なのだろう。出会い系の勧誘スパムが不調なので、新たな手段を考えたのかもしれない。
面白いのでPCの捨てメアドを送っておいたが、今のところ反応なし。

freemlでヨシキの友達登録をした人は139名。見ればほとんど女性ばかりで、友達の数が1〜2名という人が多い。裏を返せば、独身でお金持ちの外科医とあわよくば・・と夢見た人が晒されているということか。
愉快犯ならまだしも、犯罪に結びつくことのないよう、SNSの管理会社は監視の目を光らせて欲しいものだ。続きを読む
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