緑のおばさんをしました

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今日の東京は暑かった!
オフィシャルな用事があるので、いつもの私には有り得ないおしゃれ着で出かけたが、こういう時に限って神様は突然のイタズラをするのである。炎天下に立って、下校時の小学生たちの通学安全活動を行うことになった。横断歩道を渡る子供たちのために黄色い旗を差し出して、車を止める役目である。

私たちは某ボランティア団体のタスキをかけた有志たち。「ようし、守るからね!」と張り切っていても、こちらの横断歩道を渡る子は少なくて、マダムみたいな格好をした私は、大人たちのために旗を振り出している感じが照れくさい。

緑のおばさん
それでも遠く小学校の方を見ていると、1年生は黄色い帽子、2年以上は緑の帽子がぴょこぴょことやってくる。「気を付けてね!」と声をかけると、恥ずかしそうに頭を下げてくれる子もいれば、信号待ちのあいだ「今日はプールで泳いだよ」と喋ってくれる子もいる。「お帰りなさい」か「さようなら」か言葉選びに悩みながら、芸能プロダクションの社長が「お疲れさまでした!」と言っているのには笑ってしまった。「おはようございます!」よりはまだ良かったけれどね。

一通りの下校が終わって、カラカラになった喉を潤すためにカフェテラスで一息。みんなが口々に出たのは共通して「可愛いよね」だった。この通学安全活動を始めてから先生たちに感謝されたのは、子どもたちが挨拶をするのを覚えたことだという。

夕方になり次の会合場所であるアークヒルズに向かいながら、踏ん張った足の指にできた豆たちをちょっぴり誇らしく思えた体験であった。

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