September 29, 2007

お嬢様大学のレッテル

PRESIDENTの10/15号『学歴格差大図鑑』を捲っていたら、『「全国・女子大学」狙うならここだ』のページが目にとまった。
どれどれ私の出身校は・・、津田塾、フェリスに続いて第3位にランクインしている。

皇后様を筆頭に、卒業生には良家の子女が名を連ねるブランド大学。受験生には申し訳ないが、自ら入りたくて入った訳ではない。
湘南の某お嬢様高校3年の夏、推薦入学の話があって大喜びしたのは私の両親。男女共学校を受けようと勉学に励んでいたところに「他の大学に行くなら、学費は自分で払いなさい」と言い放った。

反論も出来ずにそのまま翌春に入学。
周りはセレブ意識のかたまりで、サークルの先輩には「普段着の指輪は最低でもカルチェよ」と言われ、社会学の教授が「君たちは慶応・早稲田以下の学生とは交際してはいけない」と豪語したのを思い出す。

なんか違うような、でもそうなの? やがて朱に染まって赤くなる。
お茶・お花・お裁縫・お料理等の花嫁修行をして在学中に婚約、卒業と同時に結婚。
影役者として朝昼晩、家事のルーティンワークが一生続くことに気づいた時、「これからは○○さんの奥さんと言われるんだよ。幸せだろう」と言った夫にカチンときて別居、離婚に至った。お子ちゃまだった。

思えば学生時代、何をしていたのか。勉強は適当にこなしたものの、将来へのビジョンがあったのか。親がなんと言おうと、進路選びにもっと真剣になれなかったのか。

大学の研究室、ゼミで肩を並べていた仲間は就職組・結婚組の二手に分かれた。
卒業と同時にマスコミで活躍している友人もいれば、良きお母さんとして家庭にすっぽり収まった友人もいる。中には私のように、出遅れて職業意識に目覚めた人間もいる。

話は冒頭の雑誌記事に戻るが、『「年収1000万円以上」稼げる学歴ベスト60』私立大学の部で、私の母校もランクインしている。慶応、早稲田、国際基督教、上智、同志社に続く第6位だ。

私が在籍していたセレブ至上主義の頃とは、学生気質も変わったのだろう。
「家系が良い、お金持ち、美しい、お勉強ができる」だけでは世間は渡れないからだ。しかしそこにプラスすべきものを知れば、最強になれるチャンスがある。

俗に言われ続けてきた「お嬢様大学」のレッテルを、実力で貼りかえていく後輩たちに期待したい。玉石混交の「玉」にもっと磨きをかけてね!と。


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この記事へのコメント

1. Posted by maru    September 29, 2007 14:55
それだけ勉強が出来たなら奨学金を狙って自分の進みたい道を歩めば大人になれたのにと思いました。

まだ一つ壁をぶち破ってないのでは。
そんなに厚い壁じゃないと思います。

見えないけど思ったより薄いけどしっかりしたもの。
2. Posted by momo    September 29, 2007 15:43
何かに胡坐をかいて、物書きをしている感じに思われる。やはり貴女はお嬢様なのです。
3. Posted by yuris22    September 29, 2007 18:25
maru様

勉強が出来た云々でなく、当時の私には家長である父の命令に反抗す
る道は歩めませんした。
祖父の破産で夜逃げをして、苦難の末に会社を興した父にとっては、
私をお嬢様学校に通わせることが「故郷への凱旋」だったと言います。

奨学金を狙わずとも私が意地を通せば学費は出してくれたでしょうが、
推薦の話を聞いた父の嬉しそうな顔を曇らせたくなかった・・。
今は寝たきりになって介護施設にいますが、未だ私の壁でもあります。
私が保護者の立場になっても、ファザコンなのかもしれません。


4. Posted by yuris22    September 29, 2007 18:40
momo様

私は自分を立派な人間とは思っていませんし、胡坐のかき放題かもしれません。
むしろ未熟な部分を曝け出しながら、物を書いています。
仮にお嬢様と言われようと、それも1つの個性だと思っています。
5. Posted by maru    September 29, 2007 21:02
優しいですねぇ。私は親に優しくなかった。
ま、それで今の私があるので後悔していませんが。
親は私がコンプレックスかもしれません。
6. Posted by 髪結いの亭主    September 29, 2007 23:29
>「玉」にもっと磨きをかけてね!

イエェッ サーァー!
「あ・・・たま」「玉」と「魂」を磨きます。

えっ! 「お下品!」 失礼しました!

合掌・・・ゴジゴジ・・・ワウォ〜〜〜?!
7. Posted by Grayman2006    October 01, 2007 12:55
“歯切れの良いリズム”にのせて綴られたエッセイは、私に、ベェートベンの第七シンフォニーを想わせました。
数日分の記事を、一気に読ませて頂きました。

ワグナーが“舞踏の精華(だったかな?)”と絶賛した第七シンフォニーを聴くように、
空間に満ちて溢れる軽やかな文章に流れに乗せられて、一気に読んだ次第です。

更に、ボキャボラリィの多彩さにも驚嘆です。
流石は、文章で生計をお立てになる“プロフェッショナル”です。
十二分に、納得です。

とても素晴らしいブログに出会うことが出来ました。
嬉しい限りです。
これからも、時々、訪問させて頂きます。
I’ll boost your rank through my click. 
(申し訳ありませんが、私のブログは、現在、休止中です。)
8. Posted by yuris22    October 01, 2007 15:42
髪結いの亭主様

う〜ん、分かってるけど分からない振りをしときます(笑)


9. Posted by yuris22    October 01, 2007 15:52
Grayman2006様

お褒めの言葉、ありがとうございます。
ベートーベンのシンフォニーに例えて下さるとは、とても嬉しいです。
文章書きは作詞業(曲に詞を乗せる)から入ったので、素で書いてい
てもバックにメロディーが流れてしまうんですよ。

Grayman2006様のブログ、拝見しました。
紫陽花でストップしているのが残念ですね。
今度は紅葉の写真を期待しています。

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