April 2011

April 29, 2011

自粛や節約とは違う国民心理

日本は大震災の影響で、今年3月の消費支出はオイルショック時より悪化したという。どの局のニュースでもそれを安易に「自粛」と結びつけ、背景にお花見自粛の映像を流していた。電力不足を解消するため石原都知事が花見の自粛を呼びかけた時期もあったが、消費支出のダウンはもっと根深い要因があると思う。

消費者意識を目の当たりにした出来事があった。嵐でプランターの花が全滅したので、ガーデニングショップに新しい苗を買いに行った時のことだ。ぐるっと見渡すと何故か色彩が乏しい。それもそのはず、花の苗は片すみに追いやられ、売り物の殆どがトマト、キュウリ、ピーマン、シシトウ、ハーブなど家庭菜園の苗に代わっていた。何が起こったんだろう。

逗子は湘南や三浦産の野菜が豊富なので、野菜価格が高騰したわけではない。放射能が怖くて売り物の野菜が買えないのが原因なら、庭やベランダの家庭菜園だって安心とは言えない。そもそも野菜と自粛ムードは接点が見つからないし、大震災のせいでいきなり世帯収入が激減したとも思えない。

しかし消費支出悪化は野菜だけではなく、リーズナブルな衣料品のユニクロだって売上げが落ち込んでいる。都心の高級ブランドショップに至っては、中国・韓国からのお客が途絶えて風前のともしび。日銀の白川総裁が言う「東日本大震災や原発事故の影響で経済成長率が落ち込んでも、今年は0.6%のプラス成長を維持する見通し」なんて、小学生だって信じないだろう。

リーマンショック以来、国民は節約を心がけたし、エコ生活を流行語にした。美しく慎ましく頑張ってきたところに、地震と津波と原発事故のクライシスが一気に襲いかかり、「もう終わりだ」の世紀末思想に陥ったのだと思う。着のみ着のまま津波から逃げ、避難所で1か月半経っても先の見通しのない被災者たちの映像を毎日見ていたら、新しいお洋服で街を歩こうなんて気になれるだろうか。

明日は原発がブッ飛ぶかもしれない。関東大震災や東海地震が来るかもしれない。買占めではなく備蓄をし、しばらくは食い繋いでいける家庭菜園を作り、箪笥の肥やしだった衣料品は段ボール箱に詰めて被災地に送る。お金の生き方を知っているから、被災地への義捐金は惜しまずに送る。

大震災以来、見聞きするものは想定外ばかりで、政府は嘘ばかりだ。結局最後に残るのは身体一つだと追いつめられるからこそ、禅僧のようにシンプル・イズ・ベストの心境になる。消費支出の落ち込みは、自粛でもなく節約でもなく、絶望感・厭世感がもたらす集団心理のように思えるのだ。

夫婦で一名様12,000円のしゃぶしゃぶを食べる菅首相は、福島で餓死していく牛たちの断末魔の涙を知っているのだろうか。それがいつかは国民の涙になる。何もいいことがない間に、東日本大震災から四十九日が過ぎた。

yuris22 at 00:58|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!ニュース・番組・雑誌記事 | 地震・災害・事故

April 28, 2011

衣替えのお手伝いをする猫

嵐が去って初夏の青空。南風とウグイスの声が、Tシャツでお出かけしようよと誘っている。
雨から晴れに変わっても、最高気温が昨日より低いのは安心材料だ。雲一つないのだから地震雲に脅えなくて済む。午前10時の気象衛星画像を見れば、九州と瀬戸内海から近畿にかけて弱いさざなみ雲が出ているが、徐々に消えていくだろう。

昨夜は衣替えのためにクローゼットから冬物衣料を運び出した。クリーニング屋さんの集配を待つ段ボール箱の付近で、朝早くから与六が騒がしい。いつものドタドタ走る音にプラスして、カタカタって何の音かな。

ハンガーと与六

衣替えのお手伝いをしてくれてたの?何にでも頭を突っ込みたがる癖が災いして、与六がハンガーに捕まっている。

これは困ったにゃ
これは困ったにゃ

どうして取れないのにゃ
取れないにゃ

寝ても取れないにゃ
寝ても取れないにゃ

悪戦苦闘の末に、ハンガーを首輪にして暮らす運命を受け入れたらしい。りりしくポーズまでとってくれた。

どうしたもんにゃ

不安なことばかり続いた1か月半。お腹を抱えて笑うことを忘れていたよね。窓を開けたら、ハンガーがつかえて外に出られない与六に、またまた笑いをもらう穏やかな昼間である。

追記:14時06分
お昼12時の気象衛星画像に、気になる雲が出てきた。福島、茨城、埼玉に向かって強い矢印が現れたし、さざなみ雲が青森・岩手に出ている。PISCOの神奈川・厚木測定点では27日から3回も大気イオン濃度が跳ね上がっているので、矢印の近辺は注意かもしれない。

20110428午後12時

追記:19時25分
4月28日 18時28分 福島県沖 M5.7
沖合で良かった。内陸なら震度5は揺れただろう。朝の天気予報では今日は涼しいと言ってたのに、グングンと気温が上昇した。埼玉県熊谷では27.4℃の夏日だったらしい。雨のち晴れで気温が上がり、気象衛星図に矢印雲が出ると、やっぱり揺れる。

ちなみに気象庁観測史上、4月が最も暑かったのは2005年4月29日で、群馬県館林市では33.2℃を記録したという。この2005年は3月29日にM8.7のスマトラ島沖地震、4月25日にJR福知山線脱線事故。巨大地震とJR史上最悪の鉄道人身事故が発生したカタストロフィーの春だった。

yuris22 at 11:58|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!猫・ペット | 地震・災害・事故

April 26, 2011

気になった今日の雲

コーヒーを飲みながら空を眺めていたら、直線状の雲がだんだんと膨らんで、さや豆型に変形した。2時間たっても消えない。天気が下り坂になると聞いているが、天候に由来するものだろうか。

20110426朝10時_南南東午前10時

20110426お昼12時45分お昼12時45分

高知大学気象情報頁より朝10時の気象衛星図を見てみた。茨城内陸をぼんやりと指差すような雲。千葉東方沖にはもっと力強い矢印みたいな雲が、相変わらず居座っている。いつ結果が出るのか戦々恐々として待っているのは、精神衛生上よろしくない。

20110426気象衛星図_朝10時

琉球大学教授・木村政昭氏のHPには4月23日付で「千葉県北東部、地震の"目"の再活動始まる」という新着記事。
「千葉県北東部に認められる”地震の目”内での地震活動がこの4月9日頃から始まりました。活発化しているようにみえます。現在本震との関連性を検討しています。」
地図には2011年+−4年でM7.3、深さ60〜70kmの予測地点が載っている。見なかったことにしようと思いながら、また心配の種が増えた。

4月3日の日記「今日も大規模な地震雲」に書いた通り、私は地震に対して超!超!ビビりだ。文筆業歴よりも地震の観測歴は遥かに長い。雲の形や空気の感触が怪しいときは、どの方向にどれくらいの大きさの地震がくるか想像がつく。子供のころ窓に張りついて両親の帰りを待ちわび、外ばかり眺めていたせいで身に付いた鍵っ子の淋しい能力である。自分のアンテナで大地震が来る前に逃げられると思っていたが、数年前それが過信だと知る地震に遭遇した。

2005年7月23日に千葉県北西部を震源として起きた震度5弱の地震。今回の大震災とその後に連発する余震に比べれば、たった1回ポッキリの中規模地震だ。しかしフィットネスクラブのサウナの中で体験したことで、恐怖はトラウマとなったのである。

東京を離れ、360度に空が見える逗子の高台へ住み着いたのが4年前。空へ旅立った彼が、亡くなる半年前に探してくれた堅固なマンションだ。強固な岩盤に支持層まで杭を打ち込み、標高は35メートル。まるでノアの箱舟みたいに「何が何でもここだよ!」と言い張っていた。

引っ越して先ずは食料・水・日用品の備蓄をし、家具や電化製品の固定をした。揺れを見るのが怖いので、仕事部屋と寝室にはペンダント式の電気や背の高い家具は置いていない。パソコンに向かって仕事をする傍らで常に空を観察し、暇さえあれば地震予知に関する種々なデータを収集するのが日課になった。

緊張感を持続するのに疲れて、見張りをやめると大きな地震が起きる繰り返し。しかし本業が疎かになったので、東日本大震災から49日が過ぎればデータ観察はやめようと思っている。それ以後は日常の自分に戻り、雲の様子と空から聞こえてくる声だけにセンサーを向けるつもりである。

追記:
午前10時の気象衛星図でもう一つ、気になった雲。ダイナミックすぎる。

20110426九州


4月26日 21時12分 茨城県南部 M5.0
モヤモヤの矢印雲の通りだった。力強い千葉にはまだ来ていない。

yuris22 at 12:08|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故 

April 24, 2011

日の出前の地震雲

日の出前なのに、いつもより1時間早く与六に肩を叩かれた。無視すると「ウニャーゴ〜」と変な声。ドタドタ走って誘う方向へ行くと、空には東から南へ一直線に、今まで見たことのない雲が出ている。風は生あたたかく、カラスはギャーギャーと嫌な鳴き方だ。

急いで気象データを見たら、MODIS画像に変なラインが走っていた。天気が悪かったので一昨日のデータしか取れないが、ここまでダイナミックなのは、沖合の大きな震源だろうか。どうか何も起こらないようにと祈りながら、最大限の注意を払うことにしよう。

2011044424_1

20110424_2

20110424MODIS


変だな。何度トライしても、ブログのアップとtwitterがエラーになる。ダブっていたらゴメンナサイ。

追記:
宇宙天気情報センターでは、太陽フレアはイエローゾーンのM1.8、太陽黒点数もイエローゾーンの103に上がっている。私は体感さんじゃないのに、鼻血まで出てきた。

15:00
太陽フレアはC2.4のグリーンゾーン、黒点数は80というグリーンゾーン近くまで戻った。我が家のテラスから見る限り、雲は出ていない。

yuris22 at 05:37|PermalinkComments(6)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故 | 湘南・逗子・鎌倉

April 23, 2011

見張っている南関東の地震

強い南風とともに雨粒が窓を叩いている。この悪天候ではさすがに大地震はないだろうと、今日は空の観察もお休み。しかし読売新聞に載っていた東大地震研究所の記事のせいで、見張りモードはオフに出来ない。
首都圏地盤に力、南関東のM7級誘発も…東大研

東日本大震災で起きた地殻変動の影響で、首都圏の地盤に力が加わり、地震が起きやすい状態になっているとの解析結果を、東京大地震研究所のグループが22日、発表した。

解析結果は、大震災後に発生した地震の分布ともほぼ一致している。同研究所では、国の地震調査委員会が今後30年間に70%の確率で起きると予測しているマグニチュード7級の南関東の地震が誘発される可能性があるとして、注意を呼びかけている。

同研究所の石辺岳男・特任研究員らは、首都圏で過去24年間に起きた約3万の地震で破壊された領域が、大震災でどのような影響を受けたかを解析。地震が起きやすくなる力が働く領域は約1万7000で、起きにくくなる領域の約7000よりも多いことが分かった。震源が30キロよりも浅い地震は静岡県東部から神奈川県西部で、30キロよりも深い地震は茨城県南西部、東京湾北部で起きやすくなっていることが判明した。
(2011年4月23日08時10分 読売新聞)

深発地震の心配は昨日のブログ「南下してきた震源域」に載せたが、30キロよりも浅い地震は正常性バイアスが働いて、見て見ぬふりをしていた。相模湾に不自然な空白域があるのは、HARVESTのMAPを見れば一目瞭然だ。

私が何より恐れているのは、地震学者・石橋克彦氏が警告している「小田原地震(神奈川県西部地震)」である。記録では1560年に発生してから、規則正しく平均73年ごとにM7級以上の地震が5回起きている。次は1998年ごろと予想されたまま、20世紀末には確率が83%へアップし、予定より23年も発生が遅れているのだ。これについてはノンフィクション作家・広瀬隆氏もインターネット番組で注意を促していた。

石橋氏の著書『大地動乱の時代』から、最悪のシナリオとされる部分を引用する。
西相模湾断裂の破壊(1923年)から7〜80年経過する今世紀末から来世紀初めにM7クラスの小田原地震(神奈川県西部地震)が発生する。目下警戒態勢がとられているM8クラスの東海地震がそのときまでに発生しなければ、それが小田原地震に引き金を引かれて数年以内に発生する。その結果首都圏直下が大地震活動期にはいり、M7クラスの大地震が何回かおこる。この活動期は、相模トラフでつぎの関東巨大地震が発生するまで長期間つづく。
(石橋克彦「大地動乱の時代」 岩波書店・1994年8月22日第1刷発行)

毎日チェックしている地震関連データの一つに、神奈川県温泉地学研究所が出している神奈川県震源情報があるのだが、1989年〜2010年12月の神奈川県西部地域の震源分布図がこれ。「火山性の地震でしょ」と目を逸らしたくなる発生具合だ。

神奈川県西部地域震源分布図

Seismic Monitorを見れば、地震の輪の中に浮かんでるような日本。否が応でも地震大国に住んでいることを認めて、その瞬間への備えは万全でいなくちゃと自分に言い聞かせている。

20110423SeismicMonitor


追記:
4月23日午前9時、日本列島はほとんど雲の中にいる。

20040423気象衛星図0900

晴れている地域を見ると九州の左側には、さざ波雲が大発生している。黄色く囲んだのは???の雲。山口県の下側と鹿児島県の左側。まるで絵筆で描いたみたいだ。

20040423_0900九州


yuris22 at 15:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故 | 湘南・逗子・鎌倉

April 22, 2011

南下してきた震源域

18日に栃木県鹿沼市で起きたクレーン車の事故に続いて、今朝7時20分ごろ、茨城県つくば市で児童の列に乗用車が突っ込むという事故があった。児童が軽傷で済んでホッとしたが、地震の前に鉄道人身事故が増えるのと同様、ドライバーの頭脳に電磁波が影響しているのでは?と思われる。

今日またHARVESTのMAP(1週間分)を見たら、深発地震の青いスポットが増えていた。千葉北西部にひときわ大きい青い四角。どう見てもM7を超えた深発地震が昨日起きている。

HARVEST_7days20110422_2

MAGNITUDE


昨日のようにスポットを線で捉えるのは無理があるので、今回は点在している部分を囲ってみた。鹿沼市もつくば市も、夕べ震度5弱だった千葉県北東部も含まれる。私が住んでいる逗子も含まれるとビビりながら、今日も気象や動物の様子を見張っていくつもりだ。

HARVEST_7days20110422_yosoku

気がかりなのは、二晩続けて南東の空がボーっと赤みを帯びていたこと。写真は撮らなかったが、あちこちの掲示板で報告されていた。これが前兆だとすれば、東経140度のラインである房総半島南方もしくは南方沖あたりが怪しいし、4月20日にはM5.0が起きている。

20110422気象衛星図

何が何でも陸地の三角地帯から遙か沖合に追い払って、この週末を乗り切ろう。でももし海域に起きた時は高をくくらず、津波に厳重注意して下さいね。

yuris22 at 12:15|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故 

April 21, 2011

次に揺れるのはどこなんだろう

アラスカのHAARPが閲覧できるようになった。一カ月前までさかのぼって表示できるので、データは取得していたわけだ。これだけでは地球のどこに地震が起きるかは分からないが、4月6日に凄まじく振れている。4月7日23時32分 宮城県沖 M7.4を予知していたのだろうか。

HAARP_1MONTH

地震波は青いラインで見るそうなので、次に心配なのはグラフの右端にある昨日の振れ。日本が反応しないように祈るばかりだ。

そしてもう一つ気になっているのはHARVEST。ポイントのサイズと色によって、震度と深度を表示している。最近一週間の震央マップを表示すると、赤い四角で埋め尽くされた中に青い四角がポツポツと見える。これがDepth300-700の深発地震であり、プレートの運動に密接に関与しているらしい。

HARVEST_7days

青い四角を線で繋げてみたのが下記の図。気になるラインだ。

HARVEST_7days2

週末に向けて低気圧が近づいているが、最近の揺れ方を見ていると、雨の日は地震が起きないというジンクスは無くなった。数々の予知サイトも足並みが乱れてきた。たぶん3.11から注目度が一気に増加して、責任感に捉われ過ぎるせいだろう。こうなると最終的に残されるのは自分の勘。急に気温がモアーッと上がったり、規則的な形状の雲が出ていたり、気象から予兆を本能で感じ取るしかないと思っている。

ちなみに動物の勘はどうかと言うと、うちの与六は段ボール箱がベッドになってしまった。緊急地震速報の音に何十回も驚かされて、眠るときは常に避難体制で、無理やり箱に身体を押し込んでいる。仕事している私を後ろから見張っていてくれるのは嬉しいが、ベッドで添い寝してくれる日が早く戻ってきて欲しいものだ。

段ボール箱と与六

追記:4月21日 22:45
4月21日 22時37分 千葉県東方沖 M6.0  深さ約70km 東経140.9度
これも深発地震で東経140度の近辺だ。

yuris22 at 11:05|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故 

April 18, 2011

政府が見捨てた牡鹿半島の現状

東関東大震災で壊滅的な被害を受けたにも関わらず、支援物資が届かない宮城県石巻地区の牡鹿半島に、皆様からのご支援をお願いしています。
自分の仕事を投げ打って、横須賀から支援物資を積んだ軽トラックを走らせているハミングバードの野澤さんから、牡鹿半島の現状についての詳細なメールと写真を頂きました。涙を通り越し、行政への腹立ちで身が震えます。

長い文面ですが、どうか最後までお読み下さい。そしてこの声が政府に届くように、皆様の力をお貸し下さい。コピー・転載OKですので、どんどん広めて下さるようお願い致します。

IMGA0460IMGA0459

【ハミングバード 野澤亨さんからのメール(2011年4月16日付)】

予想通りの問題が起こり始めています。
石巻・牡鹿半島方面を例にとると、現地最前線は鮎川支所(行政センター)で、支援物資やボランティア等を統括するのは災害本部長です。

*順を追って説明すると・・
各地区の町内会長さん、区長さんから在宅避難者の物資支援依頼が災害本部長に出されました。しかし行政サイドは、指定避難所以外の在宅避難者を「災害避難者」として認めないとの見解です。まして在宅避難者に対し、物資の配布は一切出来ない。家で自活が出来ないのなら避難所で暮らせ!との見解です。

自治体を通して寄せられた支援物資は避難所にいる避難民の為で、災害避難者でない方には一切渡すことは出来ない」と断られたそうです。寝たきりや歩行困難な高齢者はどうするのかと言う問いには、「混乱している状況の中で、個々の事例には対応出来ない」と断られました。

また、4月に入り急増した一般からの支援物資が多過ぎて管理しきれず、まず最前線行政センターへの直の支援物資の受付が中止(中断)されました。次に、市へ支援物資停止要請が出されている自治体も増え始め、すべての支援物資の流れが県・市・行政センターで強制的な指示の元、完全に止められています

在宅避難者の場所、人数、状態が把握出来ない行政が、まるで兵糧攻めをして避難所で暮らすように仕向けているようにも感じます。

最前線の在宅避難者の家には、物資は少なくなってきています。今までは不定期であっても自衛隊から物資配給があったのですが、部隊によっては縮小・撤退も起こりはじめ、前線の自衛隊の活動も徐々に減り始めています。唯一の補給源である自衛隊を失った時点で、在宅避難者は餓死してしまいます

災害対策本部なり災害本部長から、「一般人からの直接的な各公民館や自治会館への物資支援も受け取らないように」との指示が、自治会長や区長にも出されています。

推論ではありますが、今週末、義侠心から日本中の若者が物資を持って現地に入っています。多くの避難所に荷物を持って行って、断られてします。するとインターネット上には「現地では物資は足りている」「物資を持って行っても断られてしまう」という情報が流れてしまい、日本全国で起こり始めている救援物資の応募や配送の熱が一気にさめてしまい、本当に被災地、特に個人宅避難者の物資が足らなくなってしまいます。

僕も全国の人たちと連携をとり色々な手を付くし、避難所だけでなく個人宅避難者へも物資を届けて参りましたが、各々個人の力では限界があります。

この熱が冷めてしまえば、絶対的な支援物資が足らなくなるのは明白で、必ずや餓死もしくは栄養不足による肺炎等によって、多くの二次被害者が出てしまいます。ここに至ると「人災」と言うレベルになってきております。

ここは大きな力を集めて行政や議員さんに働きかけ、門戸を開き、支援物資を集め、ボランティア等を使い 住民票を作り直すような作業を行い、個人宅避難者にも物資が届くようにして頂きた と思うのです。

IMG_1744104


もう一つ 問題があります。汚水の問題です。
当該地域は集落ごとの距離が離れており、リアス式海岸等の地形の問題も伴います。都心に比べ税収入も少ないので汚水も放流式ではなく 浄化槽(肥溜め)方式です。

通常、汚水処理場は海や川などの水に近いところにありますので、津波被害の最前線です。多くの汚水処理場がいまだ被災時のままです。その上バキュームカーも汚水処理場に駐車、停車しているケースが多いでしょうから、消失・故障して台数が足りなくなってしまっています。

個々の家屋に至っては、津波で汚水タンクに海水が混集しています。長期の停電(半島のほとんどは未だ復旧の見込みが見えません)により酸素ポンプも動いていませんし、ポンプ自身も一度海水に浸かっています。
避難所でも、従来よりも圧倒的な人数の使用者。個人宅避難所でも、いつもよりも大人数。すでにタンク等の機能は失われ、場所によっては汚水があふれ始めています。
台数の少ないバキュームカーは復興等のインフラ整備の為、泥の吸い上げに使われ、圧倒的に必要台数が少ないのが現地の現状です。

物資の配給不足の問題と共に、汚水処理は生き死に直結する部分の問題・・・、行政はほとんど何も対処出来ていません。
現在、汚水を分離・凝縮するようなテストをメーカーさんよりサンプルを貰い現地でテストしておりますが、テストが成功したとしても、それも単に時間稼ぎにすぎません。汚水についての法律、規制など詳しくはないのですが、汚水・汚物の県外への持ち出しに何かの規制があるのかも知れません。しかし、被災した都道府県内では到底処理の仕切れる量でも問題でもありませんので、各県等が連携し合いながら解決しなければならない問題だと思います。

IMGA0407IMG_1678


個人宅避難所の話の続きです。

石巻市の場合、各指定避難所に災害本部があります。例えば西浜小学校であったり新山市民生活センターなどです。各々に災害本部長がいて、その地区の災害対策をしています。

ここで災害本部長をしている方はその学校の教頭先生であったり、社会福祉協議会からの派遣であったり、市や行政センターから派遣された本来は別の部署の担当であったり、災害対策課であっても役職になかったりする、いわば「災害対策の素人」です。

この人たちが、県や市を通して送られてきたり、直接個人や企業からくる物資を統括しています。彼らの役割は担当している「指定避難所」だけを管理することで、その近隣にすむ津波被害は受けたけれど、かろうじて自宅の残っている在宅避難民の面倒を見ることではありません。

在宅避難民も自衛隊からの物資を貰っていましたが、量も頻度も一定せず不安定なため、食糧も乏しく種類も単一なのに耐えられなくなり、各区の区長さんを通して地域の災害本部長に「物資を分けてほしい」と申し出始めました。それが先週位まではうまく行き始めかけたのですが、各災害本部に全国の有志から大量の物資が流れ込み始めた時点 災害本部がパンクし、物資の受付をほとんど停止してしまったばかりか、個人宅や区長さんに対しても支援物資を受け取れないような指示や風潮を生み出してしまっています。

断水の続く牡鹿本島方面では道路状況も悪く、平常時であれば半島内全面通行止めになるほど道路状況は悪くなっています。今月に入り、見物観光客の往来も急増し、道路の負担が増えました。余震が続き、雨が降り、気温の上昇による地面の緩みも生まれますので、数日に一度どこかの道路が崩落したり崖崩れが発生しています。この状態で道路が寸断され経路を絶たれれば、必ず物資(特に食料と水)は困窮します。

まずは各地区の災害本部への支援物資の窓口を開くこと。
そしてそれを維持管理し、配布する人員を投入すること。
次にボランティアを使って個人宅の個別調査を徹底すること。
そして宅配便やバイク便、郵便もしくはボランティアを使って、支援物資をすべての半島民に配布すること。


以上をしないと、必ず行政の機能不全により、全く必要のない犠牲者が生まれてしまうのは間違いありません。半島内は立地条件も悪く、全国的な建設資材の不足により仮設住宅等の建設も一年以上先の話だと思います。

この避難所と個人宅避難所の関係は 一年以上続くのです。少なくとも半島内には500人近くの 指定されていない個人宅や小さな自治会館で暮らす避難民がいて、殆どの人が高齢なうえ収入もなく、既に現金もありません。車を流されたり壊れたり失っている人も少なくありませんし、お金があったとしても今のところ食べ物を売っているお店も島内には一切ありません。一番近いスーパーまで、アップダウンのきつい段差だらけの道を片道で8キロ以上歩かなければなりません。

激しい言い方になるかも知れませんが、この在宅被災者を見捨てることは自分も見捨てることになると思います。自分がその立場に陥った時に見捨てられることを覚悟しなければならないような国は、故郷 、祖国とは呼べないと思います。

018

こちらは現地の仙台で、私の替りに行政と連絡を取ってくれている女性からのメールです。

物資の受付停止は県でも止めてしましました。もう物資が入りきれないみたいです。職員に聞きましたがかなりの物資の量とのことです。

あとは個人宅の避難の方々ですね・・先ほど牡鹿地区から近いガソリンスタンドを地図でUPしました。牡鹿地区にも県道2号沿いに1件あります。牡鹿の避難所には物資不足は極端にはないようです。私達の支援隊に確認して貰いました。

ただ、人手不足で物資の振り分けがうまくいってないようです。この問題は石巻ボランティアセンターへ掛け合いしまして検討するとの事です。また、宮城県で全国オートバイ協同組合連合会との連携がなされて散在する避難所や、自宅にいて孤立しがちな高齢者らに食料や医薬品を届けてます。こちらを何とか利用してもらえないかと掛け合いました。支援活動する方々は個々の考えで活動していいと思います。

これは行政の本音ですが、自宅被災者は避難民として考えてないという事です。行政が把握してる避難所への支援しか考えてません。キツイいい方になりますが、自宅で生活出来ないのなら避難所へ来てくれという考えです。

特に石巻は平成の大合併のせいもあって管轄の被害範囲も広い。他県の応援が来てますが、それでも裁ききれない。今週から復興への手続きが次々行われていて、もう支援どころじゃないですよね。

※ 支援物資の送付先

ハミングバードスポルテ  野澤 亨
〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部 3−14−10
TEL:046-804-1480
FAX:046-804-2442
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp

※ 必要としている物資のリストです。

果物 野菜
パスタ&パスタソース各種
ハムなどの肉類
日持ちする魚類
水 飲料水 ジュース
保存の利く食料
缶詰 レトルト食品 お菓子
ガソリン携行缶
ポリタンク(新品)
タバコ 発泡酒等お酒等嗜好品
米・パン類
ソース マヨネーズ ケチャップ等の調味料・香辛料
カイロ、ろうそく
新聞、雑誌、
乾電池
発電機 使用可能な自転車
カセットコンロ・ボンベ

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April 17, 2011

太平洋岸に横長の地震雲

宏観現象の掲示板を見ていると、今日は太平洋岸の各地から大規模な筋状地震の報告が見られる。私が住む逗子からも同じ雲が見えた。東から湧き上がり、南を横切って西へとダイナミックだ。

20110417東20110417東南20110417南西


気象衛星図と照らし合わせると、やはり横長の雲が房総半島から九州まで伸びているので、飛行機雲ではないのが分かる。北米プレートとフィリピン海プレートの境界から、南海トラフに沿ってるような形だ。

20110417気象衛星図

南海トラフ


太陽活動は活発化している。宇宙天気情報センターの27日周期で、「太陽黒点数 」「太陽フレアの発生状況 」の2つのグラフを比べると、地震と太陽活動の関連性が見えてくる。

ちなみに3月11日の前を見てみると・・
3月8日 122
3月9日 137
3月10日 132
3月11日 88 三陸沖 M9.0
しかも3月11日は太陽フレアがレッドゾーン(X2.2)という、非常に活動が活発な日だった。

そして現在は・・
4月13日 153
4月14日 131
4月15日 124
4月16日 97  栃木県南部 M5.9
昨日の太陽フレアはイエローゾーン(M1.3)だったが、今日はグリーンゾーン(C5.7)に下がっている。ちょっとだけホッとしたかも。

こんなことを書いているうちに、13時39分に千葉県北東部でM4.5が起きた。たびたび揺れる福島県浜通りや昨日の栃木県南部 M5.9と同じ、ずっと心配している東経140度の位置だ。だんだんと南下してきた。

20110417千葉北東部

MODISの画像(2011/04/17 04:18 TOKYOWAN)
20110417TOKYOWAN

午後2時の空は地震雲が消え去って普通の雲に戻ったが、明日は満月なのでまだまだ緊張の糸は解けない。備えあっても憂いだらけなこの一カ月が、「あんなこともあったよね」と思い出話になるのはいつの日だろうか。

20110417午後2時_北東20110417午後2時_東南


追記:4月18日14:47

4月18日 3時9分 千葉県北西部 M4.4
これも東経140度ラインだった。深さ80kmの深発地震なのが引っかかる。逗子では気付かなかったが、神奈川県東部は直下型みたいな揺れだったそうで、夜中に飛び起きたまま眠れなかった人も多いようだ。
今日、太平洋岸には低気圧が近づいているので夜中のドッキリはないと祈りたいが、天候が回復する明日の午後と、気温が上がる明後日は要注意かもしれない。

追記:4月19日 9:55

4月19日 2時37分 神奈川県東部 M4.1
雨なのに揺れた。なんと昨日の千葉県北西部M4.4で、最も震度の大きかった地点が震源地。しかも深さ90cmで東経139.6度だ。

千葉県八街市の植物生体電位のグラフが、今日の早朝からいきなり跳ね上がった。

千葉県八街市植物生体電位20110419

対応地震: 4月20日 4時2分 千葉県東方沖 M4.3  東経141度
        4月20日 8時7分 房総半島南方沖 M5.0 東経140.2度

4月19日 4時14分 秋田県内陸南部 M4.8
震度5弱の揺れ。これも東経140度だ。日本列島が縦に割れていくんだろうか。その後も同じ地点で揺れが続いている。

yuris22 at 14:23|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故 

April 15, 2011

牡鹿半島の孤立世帯が餓死しかけています:追記

皆様ありがとうございます。昨日も今日も「何を送ったらいい?」のメールや電話を沢山頂きました。嬉しくて嬉しくて、そのたびに涙ぐんでズルズルしています。中継基地にしかならない私ですが、1人でも多くの方にこの記事を見つけてもらい、1人でも多くの命を繋いでいけたらと思っています。

今朝、海外出張から戻ったばかりの某食品会社の社長さんから電話を頂きました。牡鹿半島の離島に取り残された500人に対し、「牛肉と牛蒡の佃煮」「コブの佃煮」等の日持ちする食材を全員に届けて下さるそうです。
「今からスーパーに行くけど何がいい?」とか「お茶やコーヒーは要る?」など次々に質問が寄せられ、その度に人間愛の深さをひしひしと感じます。リストアップした支援物資へのお申し出以外にも、「僕は買い物は苦手なのですが、ガソリン代の足しにして下さい」と現金の支援まで頂きました。涙です。

テレビは避難所にいる方々の美談を放映します。しかし女川原発に近い牡鹿半島で孤立している個人宅の避難者たちは放映しません。国民心情をネガティブにさせる辛い場面を見せたくないという、菅総理の心優しい気遣いなのでしょうか。

「沿岸部に、また津波が来たらあたしはみんなとさよならする 次は生きていないと思
う。もうこれ以上、頑張れない 体力も気力もない 生きてる意味を失いそうだ」
どこからも情報が来ず、次の支援がいつとも分からず、見放された住民の言葉です。

あなたの一食が彼らの命になります。お願いです!どうか助けてあげてください。

※ 送付先

ハミングバードスポルテ  野澤 亨
〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部 3−14−10
TEL:046-804-1480
FAX:046-804-2442
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp

※ 必要としている物資のリストです。

果物 野菜
パスタ&パスタソース各種
ハムなどの肉類
日持ちする魚類
水 飲料水 ジュース
保存の利く食料
缶詰 レトルト食品 お菓子
ガソリン携行缶
ポリタンク(新品)
タバコ 発泡酒等お酒等嗜好品
米・パン類
ソース マヨネーズ ケチャップ等の調味料・香辛料
カイロ、ろうそく
新聞、雑誌、
乾電池
発電機 使用可能な自転車
カセットコンロ・ボンベ

yuris22 at 02:18|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故