February 2007
February 28, 2007
あれ これ それ
1人で飲みに行くなら、カウンターだけの小さな店が好きだ。
店主を中心に、常連客が同じ話題で盛りあがる「飲みニケーション」が楽しい。
昨夜は、目黒駅近くにあるモツ焼き屋の「秀よし」にお邪魔した。
小さな飲食店が軒を連ねるサンフェリスタというビルの地下にあって、お客は10人も入ればいっぱい。
ぎちぎちに詰めあって座り、奥の席のお客がトイレに行きたいと言えば、みんなゾロゾロと外に出て待つ。
店主は「あんちゃん」とか「おにいちゃん」と呼ばれていて、うっかり「マスター」なんて呼んだ分には口も聞いてくれない頑固おやじだ。
お世辞にも綺麗とはいえない店だけれど、上質な備長炭で焼いたレバーやタン、シロ、ナンコツ、コブクロ等々(余ったら全部捨てちゃうので、いつも新鮮)、1本100円というリーズナブルさもあって、常に満員状態だ。
目黒という場所がら、パイオニアやホリプロの社員たちもよくやってくる。
昨夜の面白い会話。
常連客 「タレを味噌で焼いて」
おにいちゃん 「ほい!」
すぐにコブクロの串を取って焼き出したのを見た誰かが、「『タレを味噌で焼いて』で、どうしてコブクロなんだ?」と質問した。店内は爆笑のうず。
いつも頼むものが決まっているので阿吽の呼吸なんだろうが、それをきっかけに盛り上がった話題は、歳を取ると言葉が思い出せなくなり、話に「あれ」「これ」「それ」が多くなるということ。
長年連れ添った夫婦など、夫が「今夜はあれが食いたいな」と言えば、妻は黙って「鯖の味噌煮」を用意する・・ってな具合だ。
そこで早速ホリプロの上司、「そろそろ、あれが来る頃だから試してみるか」。
あとからやってきた部下に質問した。
上司 「おい、あれはどうなった?」
部下 「あれですか?そのようにしておきました。」
場の雰囲気をすぐに感じ取っての阿吽の呼吸だ。
「あれ」「これ」「それ」が通じる場所と仲間は、家族の居心地である。
店主を中心に、常連客が同じ話題で盛りあがる「飲みニケーション」が楽しい。
昨夜は、目黒駅近くにあるモツ焼き屋の「秀よし」にお邪魔した。
小さな飲食店が軒を連ねるサンフェリスタというビルの地下にあって、お客は10人も入ればいっぱい。
ぎちぎちに詰めあって座り、奥の席のお客がトイレに行きたいと言えば、みんなゾロゾロと外に出て待つ。
店主は「あんちゃん」とか「おにいちゃん」と呼ばれていて、うっかり「マスター」なんて呼んだ分には口も聞いてくれない頑固おやじだ。
お世辞にも綺麗とはいえない店だけれど、上質な備長炭で焼いたレバーやタン、シロ、ナンコツ、コブクロ等々(余ったら全部捨てちゃうので、いつも新鮮)、1本100円というリーズナブルさもあって、常に満員状態だ。
目黒という場所がら、パイオニアやホリプロの社員たちもよくやってくる。
昨夜の面白い会話。
常連客 「タレを味噌で焼いて」
おにいちゃん 「ほい!」
すぐにコブクロの串を取って焼き出したのを見た誰かが、「『タレを味噌で焼いて』で、どうしてコブクロなんだ?」と質問した。店内は爆笑のうず。
いつも頼むものが決まっているので阿吽の呼吸なんだろうが、それをきっかけに盛り上がった話題は、歳を取ると言葉が思い出せなくなり、話に「あれ」「これ」「それ」が多くなるということ。
長年連れ添った夫婦など、夫が「今夜はあれが食いたいな」と言えば、妻は黙って「鯖の味噌煮」を用意する・・ってな具合だ。
そこで早速ホリプロの上司、「そろそろ、あれが来る頃だから試してみるか」。
あとからやってきた部下に質問した。
上司 「おい、あれはどうなった?」
部下 「あれですか?そのようにしておきました。」
場の雰囲気をすぐに感じ取っての阿吽の呼吸だ。
「あれ」「これ」「それ」が通じる場所と仲間は、家族の居心地である。
February 26, 2007
エステサロンの男前
キレイになる努力はフィットネスクラブ以外にもう一つ。
月1回、フェイスシェービング・エステに通っている。
顔の産毛を剃って眉毛を整えてもらう、言うなれば女性向けの床屋さんで、恵比寿三越2FにあるREV-OWNがその店。

いろんな液体を塗って撫で回されるフェイスエステは苦手だけれど、刷毛で生温かいクリームを塗って、頬に鋭い剃刀を当てるシェービングは、なぜか病み付きになる。途中に大地震でも来たら傷ものになる緊張感を感じつつ、いつのまにかウトウトさせられちゃうテクニックはブラボー!
いつもお願いしているベーシックトリートメントコースは「カウンセリング/クレンジング/ビューティシェービング/アイブローカット/仕上げ」で、60分6300円。
ちなみに眉毛仕上がり具合の写真を提供するけれど、どうでしょうか?

驚いたのは、隣のブースからボソボソと聞こえてきた声が、どう聞いても「男」なのだ。
「お着替え、お願いします」と言われて、ゴソゴソとタオル地のエステウェアに着替えている様子が伝わってくる。そういえば確かにこの店、男性からのオファーが多いのでスペースを増設し、髭剃り系エステメニューも作ったと聞いていた。
メンズ向けメニューは、ベーシックコースは「カウンセリング/クレンジング/シェービング/ローションパック/ハンドケア/アイブローカット/仕上げ」で7350円。女性メニューに比べると種類が増えていながらもプラス1000円で至れり尽くせり。お買い得だ。
きっとファッション&ビューティーが命な男たちが増えてきたことに、マーケットを見出したのかもしれない。
私は一通りの施術を終えてブースを出る。
眉毛カットの仕上げを受けるべく鏡に向かっていると、先ほどの声の主がブースから出てきて支払いをしている。
太い声に反比例して細身な、たぶんITの技術者かなというルックス。REV-OWNスタッフの「お幸せに!」の励ましに照れているのは新郎!?見た目はノーマルなごくごく普通の人だった。
素敵な披露宴になりますようにと、後姿にエールを送った。
月1回、フェイスシェービング・エステに通っている。
顔の産毛を剃って眉毛を整えてもらう、言うなれば女性向けの床屋さんで、恵比寿三越2FにあるREV-OWNがその店。

いろんな液体を塗って撫で回されるフェイスエステは苦手だけれど、刷毛で生温かいクリームを塗って、頬に鋭い剃刀を当てるシェービングは、なぜか病み付きになる。途中に大地震でも来たら傷ものになる緊張感を感じつつ、いつのまにかウトウトさせられちゃうテクニックはブラボー!
いつもお願いしているベーシックトリートメントコースは「カウンセリング/クレンジング/ビューティシェービング/アイブローカット/仕上げ」で、60分6300円。
ちなみに眉毛仕上がり具合の写真を提供するけれど、どうでしょうか?

驚いたのは、隣のブースからボソボソと聞こえてきた声が、どう聞いても「男」なのだ。
「お着替え、お願いします」と言われて、ゴソゴソとタオル地のエステウェアに着替えている様子が伝わってくる。そういえば確かにこの店、男性からのオファーが多いのでスペースを増設し、髭剃り系エステメニューも作ったと聞いていた。
メンズ向けメニューは、ベーシックコースは「カウンセリング/クレンジング/シェービング/ローションパック/ハンドケア/アイブローカット/仕上げ」で7350円。女性メニューに比べると種類が増えていながらもプラス1000円で至れり尽くせり。お買い得だ。
きっとファッション&ビューティーが命な男たちが増えてきたことに、マーケットを見出したのかもしれない。
私は一通りの施術を終えてブースを出る。
眉毛カットの仕上げを受けるべく鏡に向かっていると、先ほどの声の主がブースから出てきて支払いをしている。
太い声に反比例して細身な、たぶんITの技術者かなというルックス。REV-OWNスタッフの「お幸せに!」の励ましに照れているのは新郎!?見た目はノーマルなごくごく普通の人だった。
素敵な披露宴になりますようにと、後姿にエールを送った。
February 25, 2007
スパムメール・コレクション
ブログを立ち上げてからスパムメールが届くようになり、徐々にその数が増えている。
それを予想して作ったYahooのメールアドレスだし、迷惑メールボックスに入っているのを一括削除すれば済む。
スパム業者からスパム業者へ、メールアドレスが転売されるたびにその数が増えていくというが、届くメールのほどんどがアダルト系。今さら騙されて返事を送る人もいないだろうに、わざわざ送信者名やタイトル、本文を考えるのは大変なことだろう。
そんな中に「これは力作かも!」と思えるものを発見すると、ニヤリとしてしまう。例えば・・・
・ルパン三より
パスワードに秘密あり!!⇒ ⇒パスワードを必ず5115で登録する⇒全ての登録が完了し再度ログインすると携帯番号を登録した全国の女性達の電話番号一覧データーが地域別で表示される⇒直メ直電し放題サイト
(ルパンさんってのがカワイイ。でもどうしてパスワードは5115なのかしら?)
・お礼はさせて頂きます
はじめまして、澤田と申します。いきなりのメールで申し訳ございません。私は、社長である仮名/宮崎 里美(34)の秘書をしております、 社長に依頼され、社長と楽しい時間を過ごしていただける、男性を探しております。、
接待費として、振込みもできます、もし時間を作って会っていただけるのであれば、それなりの費用をこちらで用意します。
(男性募集なんだ〜。社長は仮名なのにフルネームで34才。作者に愛着のある名前なのかな。)
・女子高生ミッキー
ミッキーだょぉーσ(ゝω・´★)
だれかーーー♪(*/∇\*)
!ェッチとも☆ー!!
ミッキーで良ければメルしてねっ☆
(顔文字の勉強になります〜 キャピ(p*゚ー゚)pq(゚ー゚*q)キャピ)
他にも・・・
・和服美女と混浴
・心を取りますか?身体を取りますか?
・かなり寂しいです
・男も女も目的は一つ!
・地元のオバサンを抱きたいですか?レベルは低いですが確実に抱けますよ!!
・治験
(旅番組系あり、演歌系あり、即決系ありで、コピーライター(?)の努力がうかがえる。)
時代の一コマとして、いずれはテレクラのように廃れていく運命なんだろうな。徒然草でございます。
それを予想して作ったYahooのメールアドレスだし、迷惑メールボックスに入っているのを一括削除すれば済む。
スパム業者からスパム業者へ、メールアドレスが転売されるたびにその数が増えていくというが、届くメールのほどんどがアダルト系。今さら騙されて返事を送る人もいないだろうに、わざわざ送信者名やタイトル、本文を考えるのは大変なことだろう。
そんな中に「これは力作かも!」と思えるものを発見すると、ニヤリとしてしまう。例えば・・・
・ルパン三より
パスワードに秘密あり!!⇒ ⇒パスワードを必ず5115で登録する⇒全ての登録が完了し再度ログインすると携帯番号を登録した全国の女性達の電話番号一覧データーが地域別で表示される⇒直メ直電し放題サイト
(ルパンさんってのがカワイイ。でもどうしてパスワードは5115なのかしら?)
・お礼はさせて頂きます
はじめまして、澤田と申します。いきなりのメールで申し訳ございません。私は、社長である仮名/宮崎 里美(34)の秘書をしております、 社長に依頼され、社長と楽しい時間を過ごしていただける、男性を探しております。、
接待費として、振込みもできます、もし時間を作って会っていただけるのであれば、それなりの費用をこちらで用意します。
(男性募集なんだ〜。社長は仮名なのにフルネームで34才。作者に愛着のある名前なのかな。)
・女子高生ミッキー
ミッキーだょぉーσ(ゝω・´★)
だれかーーー♪(*/∇\*)
!ェッチとも☆ー!!
ミッキーで良ければメルしてねっ☆
(顔文字の勉強になります〜 キャピ(p*゚ー゚)pq(゚ー゚*q)キャピ)
他にも・・・
・和服美女と混浴
・心を取りますか?身体を取りますか?
・かなり寂しいです
・男も女も目的は一つ!
・地元のオバサンを抱きたいですか?レベルは低いですが確実に抱けますよ!!
・治験
(旅番組系あり、演歌系あり、即決系ありで、コピーライター(?)の努力がうかがえる。)
時代の一コマとして、いずれはテレクラのように廃れていく運命なんだろうな。徒然草でございます。
February 24, 2007
ベランダからの東京案内
北風は冬を名残惜しんでいるけれど、窓から差し込む日差しは確実に春を連れてきている。
ベランダに出て、左から右に4枚、昼間の景色を撮ってみた。
一番左は湾岸のビルたち。夜になるとレインボーブリッジのライトが点滅し、夏には東京湾に上がる花火も見える。
左から2枚目は、ウェスティンホテル東京。時間帯によって顔を変える。
同じ目の高さにフィットネスルームがあって、早朝からトレッドミルで走っている宿泊客の姿も見えれば、昼間には空港行きのリムジンバスを待つ旅行客。
夜はパーティーを終えて出てくるドレスアップした客たちがタクシーに乗り込む。クリスマスシーズンには見ていて飽きないシーンだ。
左から3枚目はTSUTAYA。
本社がガーデンプレイスタワーにあるだけあって、DVDもCDも品揃えが多い大型店舗である。私のお隣には俳優の山城新伍さんが住んでいらっしゃるのだが、通りを渡って今夜の映画を借りに行くのが日課のようだ。
一番右はJOEL ROBUCHON(ジョエル・ロブション)。
モダンフレンチで名高いレストランで、二人でディナーを食べてワインを空けると10万円ぐらいかな。でも母体は宅配ピザのピザーラで有名なフォーシーズなのだから怖れることはない。
1階のラ・ターブルなら2800円でランチが食べられる。
私の部屋はロブションの屋根と同じ高さにあって、8の字に似た二つのマークが見える。
これを見た風水師のMaster Kohは、これはとてもラッキーな景色だと目を細めて喜んだ。8はとてもおめでたい数だそうで、しかもそれが2つ並んでいる。
風水は何事も「陰と陽」。例えばベッドサイドにナイトテーブルを置くにしても、同じものを両サイドに置きなさいと言われる。恋愛運に恵まれるのだそうだ。

さてさて今日のランチは、ラ・ブティック・ド・ジョエル・ロブションで買ってきた「季節野菜のフォカッチャ」、焼きたてだ。
後ろに写っている赤い袋は、先日「良く生きて良く死ぬ」というエントリーに登場した師匠のデザイン。いつぞやこの袋を下げていたら「それ、俺のデザインだよ」と言われて驚いたことがある。
こんな都会たちに囲まれて、独り暮らしもあながち淋しいものではない。
ベランダに出て、左から右に4枚、昼間の景色を撮ってみた。
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一番左は湾岸のビルたち。夜になるとレインボーブリッジのライトが点滅し、夏には東京湾に上がる花火も見える。
左から2枚目は、ウェスティンホテル東京。時間帯によって顔を変える。
同じ目の高さにフィットネスルームがあって、早朝からトレッドミルで走っている宿泊客の姿も見えれば、昼間には空港行きのリムジンバスを待つ旅行客。
夜はパーティーを終えて出てくるドレスアップした客たちがタクシーに乗り込む。クリスマスシーズンには見ていて飽きないシーンだ。
左から3枚目はTSUTAYA。
本社がガーデンプレイスタワーにあるだけあって、DVDもCDも品揃えが多い大型店舗である。私のお隣には俳優の山城新伍さんが住んでいらっしゃるのだが、通りを渡って今夜の映画を借りに行くのが日課のようだ。
一番右はJOEL ROBUCHON(ジョエル・ロブション)。
モダンフレンチで名高いレストランで、二人でディナーを食べてワインを空けると10万円ぐらいかな。でも母体は宅配ピザのピザーラで有名なフォーシーズなのだから怖れることはない。
1階のラ・ターブルなら2800円でランチが食べられる。
私の部屋はロブションの屋根と同じ高さにあって、8の字に似た二つのマークが見える。
これを見た風水師のMaster Kohは、これはとてもラッキーな景色だと目を細めて喜んだ。8はとてもおめでたい数だそうで、しかもそれが2つ並んでいる。
風水は何事も「陰と陽」。例えばベッドサイドにナイトテーブルを置くにしても、同じものを両サイドに置きなさいと言われる。恋愛運に恵まれるのだそうだ。

さてさて今日のランチは、
後ろに写っている赤い袋は、先日「良く生きて良く死ぬ」というエントリーに登場した師匠のデザイン。いつぞやこの袋を下げていたら「それ、俺のデザインだよ」と言われて驚いたことがある。
こんな都会たちに囲まれて、独り暮らしもあながち淋しいものではない。
February 22, 2007
良く生きて良く死ぬ
昨日、塩と酢の記事をアップしたらその夜、偶然にもそれを下さった本人と食事することになった。
恵比寿駅で待ち合わせて、隠れ家のような小さなイタリアンレストランで白ワインをオーダーする。
乾杯をするとき、彼は決してグラスを合わせない。「お疲れさま〜」なんていう決まり文句も言わない。
黙って目の高さにグラスを上げて、一呼吸置くだけ。そのしぐさが実に様になっている。
元祖「ちょいワルオヤジ」で、お酒、お茶、料理、食器、ギター、骨董品等などなど、趣味の世界で抜きん出ている彼は、私にとっては大人のセンスとマナーを学ぶ厳しき師匠である。
隣に座ると図々しくも二の腕をつねって、セクハラ脂肪チェック。
「肥ってないでしょ」と言えば「フン、どうだか」。けなすことはあれど、褒めてくれることは滅多にない皮肉オヤジだ。
今必死に練習しているMARTIN D-41に関しても、
「"D"というのは甲板のデッキのDなんだ。つまり甲板のデッキのように広くて大きいということ。ピックでかき鳴らして弾くギターであって、女の子が爪弾くギターじゃないよ。やめときなさい」
とズケズケ言ってのけられた。そうは言いつつ、ゲージを3種類プレゼントしてくれる優しさも持っている。
ちなみにMARTINに関しては、シリアルナンバーもまだ入っていない、マンハッタンで作られていた時代のものからコレクションしているそうだ。
彼は鎌倉で「THE BANK」というバーを開いていて毎週土曜日には顔を出しているのだが、そこにはファンの「男たち」が次々と、話を聞きに訪れる。
「俺は女より男にもてるんだよ」と苦笑いしているが、別にゲイではない。
濃紺のジャケットに趣味のいいポケットチーフ。ウィスキーのグラスを前に、ゆっくりとシガーの煙をくゆらせている姿は、バーカウンターに溶け込んだ一つの絵画のようだ。
若い頃からずっとシガーを愛してきた彼が、体調が悪くてこの2週間は1本も吸っていないという。
「シガーが吸えないのは、人生の楽しみの半分を失くしたようなもんだ。俺ももう長くはないな。」と将来を案じつつ、「地球はあと50年持たないぞ」と暖冬の昨今から地球の未来も心配する。
まあ、長生きすればいいってもんじゃないしね〜と言葉を返したら、しばし黙っていた彼がインディアンの諺を教えてくれた。
「良く生きて良く死ぬ」
生まれたときから人は死ぬ運命を抱えている。そう考えると空しいだけだが、人生を充実して生き、安らかに大地に帰っていくのは幸福なことだ・・・そんな意味だろうか。
今ままで医者には1回も行ったことがない(外科は別)と豪語する顔が、インディアンの長老のようにも見えてきた。
恵比寿駅で待ち合わせて、隠れ家のような小さなイタリアンレストランで白ワインをオーダーする。
乾杯をするとき、彼は決してグラスを合わせない。「お疲れさま〜」なんていう決まり文句も言わない。
黙って目の高さにグラスを上げて、一呼吸置くだけ。そのしぐさが実に様になっている。
元祖「ちょいワルオヤジ」で、お酒、お茶、料理、食器、ギター、骨董品等などなど、趣味の世界で抜きん出ている彼は、私にとっては大人のセンスとマナーを学ぶ厳しき師匠である。
隣に座ると図々しくも二の腕をつねって、セクハラ脂肪チェック。
「肥ってないでしょ」と言えば「フン、どうだか」。けなすことはあれど、褒めてくれることは滅多にない皮肉オヤジだ。
今必死に練習しているMARTIN D-41に関しても、
「"D"というのは甲板のデッキのDなんだ。つまり甲板のデッキのように広くて大きいということ。ピックでかき鳴らして弾くギターであって、女の子が爪弾くギターじゃないよ。やめときなさい」
とズケズケ言ってのけられた。そうは言いつつ、ゲージを3種類プレゼントしてくれる優しさも持っている。
ちなみにMARTINに関しては、シリアルナンバーもまだ入っていない、マンハッタンで作られていた時代のものからコレクションしているそうだ。
彼は鎌倉で「THE BANK」というバーを開いていて毎週土曜日には顔を出しているのだが、そこにはファンの「男たち」が次々と、話を聞きに訪れる。
「俺は女より男にもてるんだよ」と苦笑いしているが、別にゲイではない。
濃紺のジャケットに趣味のいいポケットチーフ。ウィスキーのグラスを前に、ゆっくりとシガーの煙をくゆらせている姿は、バーカウンターに溶け込んだ一つの絵画のようだ。
若い頃からずっとシガーを愛してきた彼が、体調が悪くてこの2週間は1本も吸っていないという。
「シガーが吸えないのは、人生の楽しみの半分を失くしたようなもんだ。俺ももう長くはないな。」と将来を案じつつ、「地球はあと50年持たないぞ」と暖冬の昨今から地球の未来も心配する。
まあ、長生きすればいいってもんじゃないしね〜と言葉を返したら、しばし黙っていた彼がインディアンの諺を教えてくれた。
「良く生きて良く死ぬ」
生まれたときから人は死ぬ運命を抱えている。そう考えると空しいだけだが、人生を充実して生き、安らかに大地に帰っていくのは幸福なことだ・・・そんな意味だろうか。
今ままで医者には1回も行ったことがない(外科は別)と豪語する顔が、インディアンの長老のようにも見えてきた。
February 21, 2007
こだわりの塩と酢
野菜サラダにかけるドレッシングはいつも手作りしている。
基本材料はエキストラ・バージン・オリーブオイル、塩、酢、ブラックペッパー。さらに気分でパプリカを入れたり、醤油を入れたりする。
中でもポイントとなるのは塩と酢だ。
アートディレクターの渡邊かをるさんから戴いた「ろく助塩」の白塩と、京都の米酢「千鳥」を使う。

日本一の串焼き屋と言われる「赤坂ろく助」が販売している「ろく助塩」は、なめてみると旨み調味料をまろやかにしたような味だが、化学成分は一切含んでいない。
裏書を読むと、「あらじおに椎茸・昆布を独自の製法により旨みを付けたすべて天然素材100%手作りの『塩』です。」と書いてある。
米酢の「千鳥」は京料理には欠かせない、やわらかな味わいの白酢。
完全手造り、創業260年の村山造酢で作られている。関東の赤酢のようにツーンとこないので、そのままでも飲めるぐらいだ。
私が特に好きなサラダは、ルッコラと長葱のサラダ。
ルッコラは食べやすいサイズにちぎり、長葱は細長く切って白髪葱にしておく。
食べる直前にドレッシング作り。ボウルに材料を入れて泡立て器でかきまぜる。たとえ1人分だとしてもケチケチしてはダメで、多めに作った方がなぜかおいしい。
大きなボウルの中、充分に水を切った野菜とドレッシングをさっと手で合えてお皿に盛り、ポーチドエッグを上に乗せて出来上がり。
このポーチドエッグを適度に潰して混ぜながら口に運び、カリッと焼いたバゲットを頬張る。
ちなみにルッコラはビタミンC、カルシウム、鉄分が豊富で、クレオパトラも好んで食べたらしい。
ハーブは調理法次第で、冷蔵庫の常備野菜になる。
基本材料はエキストラ・バージン・オリーブオイル、塩、酢、ブラックペッパー。さらに気分でパプリカを入れたり、醤油を入れたりする。
中でもポイントとなるのは塩と酢だ。
アートディレクターの渡邊かをるさんから戴いた「ろく助塩」の白塩と、京都の米酢「千鳥」を使う。

日本一の串焼き屋と言われる「赤坂ろく助」が販売している「ろく助塩」は、なめてみると旨み調味料をまろやかにしたような味だが、化学成分は一切含んでいない。
裏書を読むと、「あらじおに椎茸・昆布を独自の製法により旨みを付けたすべて天然素材100%手作りの『塩』です。」と書いてある。
米酢の「千鳥」は京料理には欠かせない、やわらかな味わいの白酢。
完全手造り、創業260年の村山造酢で作られている。関東の赤酢のようにツーンとこないので、そのままでも飲めるぐらいだ。
私が特に好きなサラダは、ルッコラと長葱のサラダ。
ルッコラは食べやすいサイズにちぎり、長葱は細長く切って白髪葱にしておく。
食べる直前にドレッシング作り。ボウルに材料を入れて泡立て器でかきまぜる。たとえ1人分だとしてもケチケチしてはダメで、多めに作った方がなぜかおいしい。
大きなボウルの中、充分に水を切った野菜とドレッシングをさっと手で合えてお皿に盛り、ポーチドエッグを上に乗せて出来上がり。
このポーチドエッグを適度に潰して混ぜながら口に運び、カリッと焼いたバゲットを頬張る。
ちなみにルッコラはビタミンC、カルシウム、鉄分が豊富で、クレオパトラも好んで食べたらしい。
ハーブは調理法次第で、冷蔵庫の常備野菜になる。
February 18, 2007
東京マラソン・ボランティア参加本番
東京に屋根があれば良かったのに・・と思うほどの本降りだった。
私たち水3班は午前9時、35km地点の築地3丁目に集合。点呼のあと名札が配られ、スケジュールと各自の役割分担をレクチャーされる。
グループリーダー中心に輪を組んでいるところに、けたたましいクラクション。
近くのビルに入る○LSOKの警備車が、お前ら邪魔だとばかりに歩道を走って行った。
これがうちの隊員だったら即刻引き摺り下ろして説教するところだけど、今日の私はただの一ボランティア。自我を消して、これからの一日に抜かりがないように聞き耳を立てる。
やがてボトルを並べるテーブルや備品を積んだトラック。次にクリスタルガイザーを積んだトラックが到着。
素早く歩道に下ろしてテーブルセッティングとペットボトル並べを始めるが、軍手をしていると指がすべってキャップが外せない。
がちがちにかじかんだ手で作業をし、ホッとしたのもつかの間、車椅子のトップランナーが目にも止まらぬスピードで駆け抜けていった。
後続のランナーたちはどこにいるんだろう?すぐにワンセグでチェックを入れていると、えっ、もう銀座?
この褐色のボディは誰?と思ってる間に、本人のジェンガが私たちの前をすっ飛んで行った。
それに続いてタイムを競うアスリートたちが次々と走りぬけ、当然彼らは私たち給水班なんかに見向きもしない。
いきなり誰かが目前のボトルを奪い取ってくれたときは、舞踏会で王子様に手を取られたような?スペシャルな感激で、「ファイト!」の声も大きくなる。
仮装ランナーも沢山見かけたが、トップは白いニワトリ。あの着ぐるみで、かなり上位を走っていたのには驚いた。
一般ランナーが多勢を占めるころになると、寒さも頂点。薄いウインドブレーカーに冷気が通り、つま先は氷のようになり、雨でぐっしょり塗れた軍手から震えが上がってくる。
それでも疲れて歩いてくるランナーたちを励まし、ボトルを補給し、彼らが捨てるゴミを拾っていると、お昼を食べに行くどころではない。
ランナーの数がポツポツになったころ通達が走り、3時から撤収作業開始。3時15分に回収の車到着。3時半から一般車両を通すとのこと。
大きなゴミ袋を持って、地べたを走り回る。
最後と思えるランナーが歩いていった後、途中で彼らをピックアップするハトバスがゆっくりと進んでいく。
余ったペットボトルを積みこむ回収車を待っているとき、予期せぬ出来事が起こった。
本当に本当に最終のランナーが、歩道を走って行ったのだ。
それは両足が義足の若いアスリート。
杖を頼りに走る彼と、サポートするボランティアのチームワークに手が痛いほどの拍手を送りながら、じんわりと涙があふれて来た。
すべてが終わると、いつの間にか雨が上がっている。
帰り道につく私たちを、今日初めての日差しがご褒美のように背中を照らしてくれた。
私たち水3班は午前9時、35km地点の築地3丁目に集合。点呼のあと名札が配られ、スケジュールと各自の役割分担をレクチャーされる。
グループリーダー中心に輪を組んでいるところに、けたたましいクラクション。
近くのビルに入る○LSOKの警備車が、お前ら邪魔だとばかりに歩道を走って行った。
これがうちの隊員だったら即刻引き摺り下ろして説教するところだけど、今日の私はただの一ボランティア。自我を消して、これからの一日に抜かりがないように聞き耳を立てる。
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やがてボトルを並べるテーブルや備品を積んだトラック。次にクリスタルガイザーを積んだトラックが到着。
素早く歩道に下ろしてテーブルセッティングとペットボトル並べを始めるが、軍手をしていると指がすべってキャップが外せない。
がちがちにかじかんだ手で作業をし、ホッとしたのもつかの間、車椅子のトップランナーが目にも止まらぬスピードで駆け抜けていった。
後続のランナーたちはどこにいるんだろう?すぐにワンセグでチェックを入れていると、えっ、もう銀座?
この褐色のボディは誰?と思ってる間に、本人のジェンガが私たちの前をすっ飛んで行った。
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それに続いてタイムを競うアスリートたちが次々と走りぬけ、当然彼らは私たち給水班なんかに見向きもしない。
いきなり誰かが目前のボトルを奪い取ってくれたときは、舞踏会で王子様に手を取られたような?スペシャルな感激で、「ファイト!」の声も大きくなる。
仮装ランナーも沢山見かけたが、トップは白いニワトリ。あの着ぐるみで、かなり上位を走っていたのには驚いた。
一般ランナーが多勢を占めるころになると、寒さも頂点。薄いウインドブレーカーに冷気が通り、つま先は氷のようになり、雨でぐっしょり塗れた軍手から震えが上がってくる。
それでも疲れて歩いてくるランナーたちを励まし、ボトルを補給し、彼らが捨てるゴミを拾っていると、お昼を食べに行くどころではない。
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ランナーの数がポツポツになったころ通達が走り、3時から撤収作業開始。3時15分に回収の車到着。3時半から一般車両を通すとのこと。
大きなゴミ袋を持って、地べたを走り回る。
最後と思えるランナーが歩いていった後、途中で彼らをピックアップするハトバスがゆっくりと進んでいく。
余ったペットボトルを積みこむ回収車を待っているとき、予期せぬ出来事が起こった。
本当に本当に最終のランナーが、歩道を走って行ったのだ。
それは両足が義足の若いアスリート。
杖を頼りに走る彼と、サポートするボランティアのチームワークに手が痛いほどの拍手を送りながら、じんわりと涙があふれて来た。
すべてが終わると、いつの間にか雨が上がっている。
帰り道につく私たちを、今日初めての日差しがご褒美のように背中を照らしてくれた。
February 17, 2007
東京マラソン・ボランティア参加前日
週末はいつも逗子だけど、今週末だけは東京残留。
明日は恵比寿ロータリークラブから、東京マラソンにボランティアとして参加するからである。
周りからは「ボランティアよりも走る方が向いてそう」と言われるが、私なんかが走ったら日々トレーニングしてる方々に失礼だ。
ボランティアの公式ウェアとキャップも既に渡された。私は給水班なので、ブルーとグレーのコンビネーションウェアとグレーのキャップである。これだけじゃ寒すぎるので、下にいっぱい着込んでホカロンも持参しないと。
拘束時間は午前9時から午後4時まで。
35キロメートル給水地点で、ここにアミノバリュー班とクリスタルガイザー班のテーブルが合計10個並ぶ。私たち水3班の場所は東京メトロ新富町出口4のあたりである。
ペットボトルを並べるテーブルをトラックから降ろして、給水所のセッティングからスタート。50cm×180cmのテーブル10台を固めて1つの置き台とする。そこにランナーたちが取りやすいようにボトルを並べ、一般ランナーには状況に応じて励ましながら手渡し。路上に散乱したゴミ拾いをして撤去作業をするまで、ずーっと立ちっぱなしである。
1つの班が受け持つペットボトルの数は3,000本。
1本1本キャップも外すのだから根気のいる仕事だし、ランナーが取りやすいように並べるテクニックもあるらしい。私たちの班には高校生11人も加わるというので、力仕事はお願いできそうだ。
それにしても天気予報は、降水確率80%、最高気温11度。
マラソンだから、雨が降ろうが雪が降ろうが決行するんだろうな。
ランナーたちを声で励ましながら、力の限りベストを尽くそう。
明日は恵比寿ロータリークラブから、東京マラソンにボランティアとして参加するからである。
周りからは「ボランティアよりも走る方が向いてそう」と言われるが、私なんかが走ったら日々トレーニングしてる方々に失礼だ。
ボランティアの公式ウェアとキャップも既に渡された。私は給水班なので、ブルーとグレーのコンビネーションウェアとグレーのキャップである。これだけじゃ寒すぎるので、下にいっぱい着込んでホカロンも持参しないと。
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拘束時間は午前9時から午後4時まで。
35キロメートル給水地点で、ここにアミノバリュー班とクリスタルガイザー班のテーブルが合計10個並ぶ。私たち水3班の場所は東京メトロ新富町出口4のあたりである。
ペットボトルを並べるテーブルをトラックから降ろして、給水所のセッティングからスタート。50cm×180cmのテーブル10台を固めて1つの置き台とする。そこにランナーたちが取りやすいようにボトルを並べ、一般ランナーには状況に応じて励ましながら手渡し。路上に散乱したゴミ拾いをして撤去作業をするまで、ずーっと立ちっぱなしである。
1つの班が受け持つペットボトルの数は3,000本。
1本1本キャップも外すのだから根気のいる仕事だし、ランナーが取りやすいように並べるテクニックもあるらしい。私たちの班には高校生11人も加わるというので、力仕事はお願いできそうだ。
それにしても天気予報は、降水確率80%、最高気温11度。
マラソンだから、雨が降ろうが雪が降ろうが決行するんだろうな。
ランナーたちを声で励ましながら、力の限りベストを尽くそう。
February 15, 2007
KANA BAR
恵比寿ガーデンプレイスを左、ウエスティンホテルを右に見て、明治通りに突き当たる手前。広尾3丁目交差点のちょっと手前。
オレンジの庇を見つけたらそこが「KANA BAR」だ。
ドア越しに中を覗くと、誰かお客が来ないかしらとじーっと見張っているKANAさんと目が合う。
アートディレクターの巨匠、渡邊かをるさん曰く、
「仕事で近くに来ただけなのに、KANAと目が合って入っちゃったよ。」
別に暴力バーではない(笑)
髪を後ろで結んだKANAさんは今年で60歳。元メイクアップ・アーティスト、雑誌やショーの仕事で世界中を飛びまわっていた人気者だ。
彼の人脈の広さ、人柄の良さで、この店には各界の著名人、業界人たちがやってくる。
桐島洋子さんとそのファミリー、桃井かおりさん、松任谷由実さん、石川セリさん、山本容子さん、河崎実さん・・・、先日フラっと入ってきて私の隣に座った方は、なんと元総理大臣の細川護煕さんだった。
ツイードのジャケットに、オレンジのざくざくニットマフラーを巻きつけて、さすが元お殿様、お洒落である。
いつものスコッチを頼み、知りもしない私に「こんばんは」と挨拶してくれる。
KANA BARの店内には細川氏の達筆で、「加那」(ほんとは加の文字が違うんだけど、創作文字なので出てこない・・)という書が飾られている。
その描き方がとても美しく、かすれ具合がお見事だったので、さっそく細川氏に愚なる質問。
「この1枚に決まるまで、いっぱい失敗したんですか?」
もちろんそんなはずはなく、心を集中して一発でしたためたそうだ。
画像をアップしようかと思ったけれど、ご覧になりたい方は直接KANA BARに行ってご確認を・・。
この店での楽しみは、カウンターに座ったお客がみんなでお喋りをすること。
その時その時、誰かが持ち出した話題に参加して、各界人が自分の経験話などをはさみつつ、深夜までお喋りが続く。
昨夜はDAIKOの常務であるK氏を中心に、俳句の話題で盛り上がった。
彼が文芸社から出した2冊、「鍵の穴」(第1回放哉大賞受賞)、「鳩を蹴る」もタダで頂いてしまい、さっそく中を確認。
私が気に入ったのは「夏のオフィスで靴下脱いでいる」の一句。
外から帰ってクーラーのきいたオフィスでホッと一息、ネクタイを緩めて靴下も脱いじゃったと、なんだか臭いまで伝わってきそうな五感あふれる句だと思う。
私がKANA BARにお邪魔するのは、平均して週に2回。
「今どこにいるの?」とKANAさんに呼び出されて、彼のおいしい手料理を頂きに参上する。
アップした画像は、野菜いっぱいのポトフと海老のサラダ。料理人としての才能も素晴らしい。
もしも私の顔をご覧になりたければ、どうぞKANA BARに。
きっとKANAさんが「何してるの?来てちょうだい」と呼び出してくれるはずです。
オレンジの庇を見つけたらそこが「KANA BAR」だ。
ドア越しに中を覗くと、誰かお客が来ないかしらとじーっと見張っているKANAさんと目が合う。
アートディレクターの巨匠、渡邊かをるさん曰く、
「仕事で近くに来ただけなのに、KANAと目が合って入っちゃったよ。」
別に暴力バーではない(笑)
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髪を後ろで結んだKANAさんは今年で60歳。元メイクアップ・アーティスト、雑誌やショーの仕事で世界中を飛びまわっていた人気者だ。
彼の人脈の広さ、人柄の良さで、この店には各界の著名人、業界人たちがやってくる。
桐島洋子さんとそのファミリー、桃井かおりさん、松任谷由実さん、石川セリさん、山本容子さん、河崎実さん・・・、先日フラっと入ってきて私の隣に座った方は、なんと元総理大臣の細川護煕さんだった。
ツイードのジャケットに、オレンジのざくざくニットマフラーを巻きつけて、さすが元お殿様、お洒落である。
いつものスコッチを頼み、知りもしない私に「こんばんは」と挨拶してくれる。
KANA BARの店内には細川氏の達筆で、「加那」(ほんとは加の文字が違うんだけど、創作文字なので出てこない・・)という書が飾られている。
その描き方がとても美しく、かすれ具合がお見事だったので、さっそく細川氏に愚なる質問。
「この1枚に決まるまで、いっぱい失敗したんですか?」
もちろんそんなはずはなく、心を集中して一発でしたためたそうだ。
画像をアップしようかと思ったけれど、ご覧になりたい方は直接KANA BARに行ってご確認を・・。
この店での楽しみは、カウンターに座ったお客がみんなでお喋りをすること。
その時その時、誰かが持ち出した話題に参加して、各界人が自分の経験話などをはさみつつ、深夜までお喋りが続く。
昨夜はDAIKOの常務であるK氏を中心に、俳句の話題で盛り上がった。
彼が文芸社から出した2冊、「鍵の穴」(第1回放哉大賞受賞)、「鳩を蹴る」もタダで頂いてしまい、さっそく中を確認。
私が気に入ったのは「夏のオフィスで靴下脱いでいる」の一句。
外から帰ってクーラーのきいたオフィスでホッと一息、ネクタイを緩めて靴下も脱いじゃったと、なんだか臭いまで伝わってきそうな五感あふれる句だと思う。
私がKANA BARにお邪魔するのは、平均して週に2回。
「今どこにいるの?」とKANAさんに呼び出されて、彼のおいしい手料理を頂きに参上する。
アップした画像は、野菜いっぱいのポトフと海老のサラダ。料理人としての才能も素晴らしい。
もしも私の顔をご覧になりたければ、どうぞKANA BARに。
きっとKANAさんが「何してるの?来てちょうだい」と呼び出してくれるはずです。
February 14, 2007
CNNカメラマン
私のブログにたびたびコメントを寄せてくれる、岩手の利衛門さんが昨夜上京した。彼は美容業界での有名人。「1月に孫が生まれてね」という割には若々しいルックスだ。
さっそく目黒のTIME OUTで、マスターの村さんも交えて話が弾む。
そこに携帯が鳴ってもう1人、酔っ払いが追加。
CNNのシニアカメラマンだ。彼とは目黒の「秀吉」というモツ焼屋で時々出くわす。
見上げるほどの身長に眼光が鋭く、隣に座るとちょっと汗臭い。
彼がCNN東京支局のチーフカメラマンとは全く知らない私は、恐れ多くも恥ずかしい質問をした。
「いつもどんな映像を撮ってらっしゃるんですか?」
「うん? 戦争だよ。アフガニスタンが多いな。」
「えっ!? 撃たれたりしないの?」
「しょっちゅうだよ。」
先日渋谷で起きた発砲事件なんて、彼にとっては恐いどころか、へそで茶を沸かす事件らしい。
座の話題がブッシュ政権に移り、9.11の時はどこに居たのかを聞いてみた。
「あの直後にビンラディンの情報が入って、ロンドンからベルリンに飛んでタジキスタンへ。そこからヘリでアフガニスタンに飛んだんだ。」と当時を振りかえる。
日本の報道局はというと、彼がアフガン入りして1ヵ月後に、NHKが到着したとか。
なぜそんな日数を要したかといえば、タジキスタンからアフガニスタンの間は3千〜4千メートル級の山々が連なる山岳地帯。ヘリがチャーターできなかったNHKは、歩いて山越えをしてきたそうなのだ。
ガイド役としてお願いされた彼に、NHKのスタッフは拙い英語で話しかけた。
「え? 僕、日本人ですよ。」
そうかそうか、CNNの大ベテランを知らなかったのは私だけじゃないんだと、ちょっと安心した。
CNNで活躍を始めてから23年。
危険を顧みずにカメラを回し続けてきた中で、放送に使えるシーンはほんの僅か。あとは資料として倉庫に眠るのみだという。
最初から戦地でのカメラマンを志望したのかと尋ねたら、う〜んと黙ること3分間。
「酔っ払ったな」と立ち上がる。
私の手をしっかりと握って握手。「今度はベイルートだよ」と言い残し、次の店に向かって行った。
さっそく目黒のTIME OUTで、マスターの村さんも交えて話が弾む。
そこに携帯が鳴ってもう1人、酔っ払いが追加。
CNNのシニアカメラマンだ。彼とは目黒の「秀吉」というモツ焼屋で時々出くわす。
見上げるほどの身長に眼光が鋭く、隣に座るとちょっと汗臭い。
彼がCNN東京支局のチーフカメラマンとは全く知らない私は、恐れ多くも恥ずかしい質問をした。
「いつもどんな映像を撮ってらっしゃるんですか?」
「うん? 戦争だよ。アフガニスタンが多いな。」
「えっ!? 撃たれたりしないの?」
「しょっちゅうだよ。」
先日渋谷で起きた発砲事件なんて、彼にとっては恐いどころか、へそで茶を沸かす事件らしい。
座の話題がブッシュ政権に移り、9.11の時はどこに居たのかを聞いてみた。
「あの直後にビンラディンの情報が入って、ロンドンからベルリンに飛んでタジキスタンへ。そこからヘリでアフガニスタンに飛んだんだ。」と当時を振りかえる。
日本の報道局はというと、彼がアフガン入りして1ヵ月後に、NHKが到着したとか。
なぜそんな日数を要したかといえば、タジキスタンからアフガニスタンの間は3千〜4千メートル級の山々が連なる山岳地帯。ヘリがチャーターできなかったNHKは、歩いて山越えをしてきたそうなのだ。
ガイド役としてお願いされた彼に、NHKのスタッフは拙い英語で話しかけた。
「え? 僕、日本人ですよ。」
そうかそうか、CNNの大ベテランを知らなかったのは私だけじゃないんだと、ちょっと安心した。
CNNで活躍を始めてから23年。
危険を顧みずにカメラを回し続けてきた中で、放送に使えるシーンはほんの僅か。あとは資料として倉庫に眠るのみだという。
最初から戦地でのカメラマンを志望したのかと尋ねたら、う〜んと黙ること3分間。
「酔っ払ったな」と立ち上がる。
私の手をしっかりと握って握手。「今度はベイルートだよ」と言い残し、次の店に向かって行った。





















