文章で稼ぐ贅沢

作詞からプログラミングまで、文字を並べて生きる物書きのひとりごと @ 逗子

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週末はいつも逗子だけど、今週末だけは東京残留。
明日は恵比寿ロータリークラブから、東京マラソンにボランティアとして参加するからである。
周りからは「ボランティアよりも走る方が向いてそう」と言われるが、私なんかが走ったら日々トレーニングしてる方々に失礼だ。

ボランティアの公式ウェアとキャップも既に渡された。私は給水班なので、ブルーとグレーのコンビネーションウェアとグレーのキャップである。これだけじゃ寒すぎるので、下にいっぱい着込んでホカロンも持参しないと。

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拘束時間は午前9時から午後4時まで。
35キロメートル給水地点で、ここにアミノバリュー班とクリスタルガイザー班のテーブルが合計10個並ぶ。私たち水3班の場所は東京メトロ新富町出口4のあたりである。

ペットボトルを並べるテーブルをトラックから降ろして、給水所のセッティングからスタート。50cm×180cmのテーブル10台を固めて1つの置き台とする。そこにランナーたちが取りやすいようにボトルを並べ、一般ランナーには状況に応じて励ましながら手渡し。路上に散乱したゴミ拾いをして撤去作業をするまで、ずーっと立ちっぱなしである。

1つの班が受け持つペットボトルの数は3,000本。
1本1本キャップも外すのだから根気のいる仕事だし、ランナーが取りやすいように並べるテクニックもあるらしい。私たちの班には高校生11人も加わるというので、力仕事はお願いできそうだ。

それにしても天気予報は、降水確率80%、最高気温11度。
マラソンだから、雨が降ろうが雪が降ろうが決行するんだろうな。
ランナーたちを声で励ましながら、力の限りベストを尽くそう。
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恵比寿ガーデンプレイスを左、ウエスティンホテルを右に見て、明治通りに突き当たる手前。広尾3丁目交差点のちょっと手前。
オレンジの庇を見つけたらそこが「KANA BAR」だ。

ドア越しに中を覗くと、誰かお客が来ないかしらとじーっと見張っているKANAさんと目が合う。
アートディレクターの巨匠、渡邊かをるさん曰く、
「仕事で近くに来ただけなのに、KANAと目が合って入っちゃったよ。」
別に暴力バーではない(笑)

KANA1KANA2KANA3

髪を後ろで結んだKANAさんは今年で60歳。元メイクアップ・アーティスト、雑誌やショーの仕事で世界中を飛びまわっていた人気者だ。
彼の人脈の広さ、人柄の良さで、この店には各界の著名人、業界人たちがやってくる。
桐島洋子さんとそのファミリー、桃井かおりさん、松任谷由実さん、石川セリさん、山本容子さん、河崎実さん・・・、先日フラっと入ってきて私の隣に座った方は、なんと元総理大臣の細川護煕さんだった。
ツイードのジャケットに、オレンジのざくざくニットマフラーを巻きつけて、さすが元お殿様、お洒落である。
いつものスコッチを頼み、知りもしない私に「こんばんは」と挨拶してくれる。

KANA BARの店内には細川氏の達筆で、「加那」(ほんとは加の文字が違うんだけど、創作文字なので出てこない・・)という書が飾られている。
その描き方がとても美しく、かすれ具合がお見事だったので、さっそく細川氏に愚なる質問。
「この1枚に決まるまで、いっぱい失敗したんですか?」
もちろんそんなはずはなく、心を集中して一発でしたためたそうだ。
画像をアップしようかと思ったけれど、ご覧になりたい方は直接KANA BARに行ってご確認を・・。

この店での楽しみは、カウンターに座ったお客がみんなでお喋りをすること。
その時その時、誰かが持ち出した話題に参加して、各界人が自分の経験話などをはさみつつ、深夜までお喋りが続く。

昨夜はDAIKOの常務であるK氏を中心に、俳句の話題で盛り上がった。
彼が文芸社から出した2冊、「鍵の穴」(第1回放哉大賞受賞)、「鳩を蹴る」もタダで頂いてしまい、さっそく中を確認。
私が気に入ったのは「夏のオフィスで靴下脱いでいる」の一句。
外から帰ってクーラーのきいたオフィスでホッと一息、ネクタイを緩めて靴下も脱いじゃったと、なんだか臭いまで伝わってきそうな五感あふれる句だと思う。

私がKANA BARにお邪魔するのは、平均して週に2回。
「今どこにいるの?」とKANAさんに呼び出されて、彼のおいしい手料理を頂きに参上する。
アップした画像は、野菜いっぱいのポトフと海老のサラダ。料理人としての才能も素晴らしい。

もしも私の顔をご覧になりたければ、どうぞKANA BARに。
きっとKANAさんが「何してるの?来てちょうだい」と呼び出してくれるはずです。


追記:KANAさんは2007年8月に天国に旅立たれました。合掌。
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