今川焼き鯛焼き・・そして亀焼き

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子供の頃からお酒のつまみが大好きな私は、甘いものは滅多に食べない。ケーキ食べ放題なんて一生縁がない口だが、ただ一つだけ例外がある。今川焼き、太鼓焼き、鯛焼きといった類の、小麦粉と卵を主体とした生地を型に入れて焼いた和菓子だ。

口の中を火傷しそうになるほどの焼きたてを袋に入れてもらい、端からかじりながら下町を歩く。熱々の餡(あん)は小豆だろうがクリームだろうが興味がなく、好きなのは外側の皮。ふかふかと分厚いほど嬉しくて、「尻尾まで餡が入ってる」なんて鯛焼きは邪道だと思っている。

ところが近ごろ例外が出来た。逗子の名物になりつつある「亀焼き」に惚れてしまった。場所はスーパーの駐車場脇の裏通り。白い屋根に「海神亀」と書かれた掘っ立て小屋はジモティでなければわかり難い場所だが、買い物帰りのお客さんがいつも列を作って待っている。

亀焼き
亀焼き2

見た目は可愛く、1亀120円。外側には甲羅が刻まれ、内側には亀の文字、ちゃんと頭も付いている。 逗子海岸はウミガメが産卵にやってくることから亀の型を思いついたそうだが、鯛焼きと違うのは白っぽい外皮だ。小麦粉ともち米が混ざっているので伸びが良く、小豆がチラホラと見える粒餡は上品な甘さである。

営業時間は10時から17時だが、なぜか食べたくなるのは夕方。
腕時計を見れば15分過ぎているのをダメもとで行ってみると、赤いのれんが出ているじゃないの!
「最近夕方のお客さんが多いんで、多めに焼いちゃったんです。トースターで温めて食べてください」と、紙に包んだ最後の2亀をゲット。今日のご利益に感謝して、帰途が楽しみなバス亭に並んだ。

コメント

  1. 亀吉 より:

    亀焼き・・・
    まさに私のための食べ物です!
    お土産願い奉る。

  2. yuris22 より:

    亀吉様

    共食いになるのでは?と心配ですが、今度お持ちしましょう。ご長寿祈願!

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