April 17, 2014

朧月夜と菜の花畑になりたい

柔らかな明かりに空を見上げたら潤んだ月。ベランダに出ると何処からともなく花の香りがする。なんて優しい春なんだろう。

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菜の花畠に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し

思わず口ずさんだ「朧月夜(おぼろづきよ)」はいつ覚えたのかワンコーラスを間違えずに歌えた。作詞した国文学者の高野辰之氏は、大正時代に長野県飯山市で教師をしていた頃、印象に残った菜の花畑からこの歌を作ったという。菜の花の色や香り、頬を撫でる風の感触など、生き生きとした五感が伝わってくるのは癒しの歌そのものだ。

今年は仕事が忙しくて菜の花畑も桜並木も見られなかった。天気予報では今日、5月並みの暖かさを迎えたと言っているが、腰部脊柱管狭窄症という職業病を患ったせいで外に出られず、気温の感覚が分からないのでベッドの布団も重たいままだ。歯を食いしばり、左足を引きずって家の中を歩く生活はいつまで続くのだろう。

それでも幸せなことが2つ。去年よりもずいぶん遅れて一歳桜の蕾が膨らみ、もうすぐプチお花見が出来そうになった。

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そして私の病状を心配して下さったご近所さんから、足腰に効くというドリンク剤の差し入れがあった。

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リビングには散歩仲間から届いた黄色いバラ。洗顔後のお手入れには美容関係の友人から貰った化粧水。FaceBookのメッセージには歩き方や靴のアドバイス。励ましを沢山戴いて、ひとりぼっちじゃないことを実感する。家族はいなくてもこんなに優しい友人たちに支えられているのはどうしてだろう。この状況を「ゆり子さんの人徳ですよ」って誰かが言っていたけれど、私個人は人徳なんて素晴らしいものは持っておらず、きっと織田家のご先祖様が積み重ねてくれたご苦労のおかげなのだと思う。これを私一代で無駄にしちゃいけない。

みんなを柔らかい光で包み込む朧月みたいな存在になれるだろうか。
みんなに春の慶びを届ける菜の花みたいな存在になれるだろうか。

神様か仏様か分からないが、誰かが私に課した責務を生命がある限り全うしなければ、我が家の次世代が幸せになれない。だから健康にならなきゃいけないし、逃げてはいけないし、人を許さなきゃいけないのだ。

受け売りのスピリチュアラーを気取っていた頃から脱皮できたかな。もっともっと苦しむ日々は続くけれど、言葉など発せずとも周りが微笑んで幸せになってくれる、朧月夜や菜の花畑になれたら本望である。

yuris22 at 00:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!こころ・スピリチュアル・占い 

April 13, 2014

腰痛から気付いた要らないもの

近ごろは身体の不調ばかり書き綴っている。追い打ちをかけるように訪れた症状は坐骨神経痛。腰から左太ももの裏側が痺れるように痛くて、ちょっと歩くだけでへたり込んでしまう。1日の大半をパソコンに向かう仕事を生業としてきた結果なのは分かっているが、外出時にノートPCや資料を入れた重いカバンを持ち歩くことが症状を悪化させた。

這うようにしてタクシーで整形外科医に行き、レントゲンを取って告げられた病名は腰部脊柱管狭窄症。腰椎内部の神経の通り道(脊柱管)が狭くなって、神経組織が圧迫される疾患である。
「今に始まったことじゃないでしょう。ずっと前から予兆があったのでは?」と先生に聞かれ、腰に鉄板が入ったような感覚が何年も続いていたことを告白した。痛みを通り越して麻痺していたのかもしれない。すぐにブロック注射を打たれ、痛み止めのロキソニン&ロキソニンテープとリリカカプセル(中枢神経に作用して疼痛を抑制する薬)を処方された。

夜になって部屋の中での移動が可能になったものの、外出先でまた症状が悪化するのが怖い。腰にかかる負担を軽減するため、まずはカバンの整理に取り掛かった。ノートPCよりも重いのがインナーバッグ。「何かの時に必要かも」を想定したグッズを詰め込んで、ドラえもんのポケットみたいになっている。一個一個取り出して吟味しているうちに気付いたのは、使っていない物が殆どであること。未開の地を移動するわけじゃなし、困ったらコンビニで買えばいいのだ。

カバンの中で次に重いのが長財布。お札が重いのではなく、キャッシュカードやクレジットカード、ポイントカード等が詰まってるのが原因だ。これらを使えば出費が嵩むばかり。1年かけてポイントを貯めるために幾ら払うのかを考えれば持ち歩かないほうが懸命である。カードたちの「使って〜」の求めを振りきって、半数を財布から追い出した。

身軽さを追求しているうちに、頭にリフレインする言葉は「要らない、要らない、要らない」。バッグの中身だけでなく、目を閉じて身体の中と対話すれば、LDLコレステロール、尿酸、血糖など「要らない、要らない」が聞こえてくる。
立って半畳寝て一畳、天下とっても二合半。たらふく食べても二合半のご飯で生きていけるのが本来の人間なのである。

FaceBook仲間から届いたメッセージは、5年前に卵巣がんになった奥さんが食事療法で健康を取り戻したという内容。玄米菜食で動物性タンパク質は摂らないことを実践して身体の内側から改善されたそうだ。

バッグの整理が終わり、ノートPCを入れて量ると3.2kg。何とか持ち歩ける重さかな。ニャにしてるにゃ?と体重計に手を出す与六もついでに量ってみたら5.8kg。う〜ん、君もスリムにならなきゃね。ベランダに出して落ち葉と追いかけっこの運動をさせながら、早く私もウォーキングを再開できるよう、生活習慣を改めることが最優先の課題である。

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yuris22 at 17:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!美容・健康・フィットネス 

April 11, 2014

コピペで涙ぐめる若さが羨ましい

月曜日の朝からボランティア関係のWEB制作の急務に取り掛かり、途中には東京で例会や打ち合わせの義務に駆けつけ、水曜日の夜10時にやっと完全な仕上がりを得た。3日に及んで起きていたのは生まれて初めて。バタンキューで眠って何とか機能する頭脳を取り戻したけれど、パソコンに向かい続けた腰痛は涙が出るほどである。

今回の目的はyoutubeで配信していた動画を、他からの干渉の入らない動画に変えること。関連動画や広告、クレジットやコメントなどが表示されないように、サイト上に幾つも動画を並べてもサクサク動くように、しかも無料での注文には最新テクニックが必要とされる。動画に長けているスタッフに任せれば目が飛び出るほどの経費がかかるし、一刻も早い処理が求められているので自分で片づけるしかない。

作詞や脚本といった文筆業の私は、同様に文字を並べる仕事としてプログラミングも長年に渡って生業としてきたが、画像に関してはWEB制作用にPhotoshopとIllustratarをマスターしただけである。極めるまで覚える必要はないにしても、その筋のプロに任せれば料金をボラれるのが心配なので、画像制作について大抵の作業は自分でトライして、行程数をカウントできる程にはなっている。

しかし未だに踏み込んでいなかったのが動画の世界。WEBページに無料で動画を掲載するのは、youtubeを筆頭とする動画掲載サイトを利用するのがベストなのだが今回はダメ。閲覧者のブラウザがフリーズしないよう如何に軽く表示させるかを考えると、現状ではAbobeのFlashに辿り着くのである。

パソコンでFlash Professional CS6を初めて立ち上げ、ヘルプやチュートリアルを見てもチンプンカンプン。学校に通い2年かかってマスターできる難解ソフトを1日で動かすのは無理だと分かりきっているが、それでも何とかしなきゃ間に合わない。ネット検索で情報を探し、英文を訳し、そうだったのか!と一個一個の解決を得るだけで夜明けになった。

その間に絶えず聞こえてくるのは「海外のフリーソフトを拝借すればいいよ、コーディングをコピペすればいいよ」という悪魔の囁き。しかしネットを通じた怪しいソフトを使えばウィルスが仕込まれる可能性があるし、ズルして誰かの真似をすれば訴えられた時が怖い。理屈を自分で理解できる正統派で行くしかないのだと、ヨレヨレになっても試行錯誤を続けた。

3日かけた末の完成で得られたのは、flashのテクニックを自分でマスターしたという達成感。今回の仕事には報酬も賞賛もないけれど、この達成感があれば次の仕事には自信を持って臨むことができる。

巷で大騒ぎとなっている小保方晴子氏の論文捏造疑惑について、会見での彼女の甘えた釈明にガッカリした。データのコピーや改ざんは、科学者どころか誰にも許されるべきではない。例えば個人のブログに貼り付ける写真だって、少なくとも私はピンボケだろうが当日に撮ったものを使っている。以前に撮ったものを載せれば読者に対しての嘘となるだけでなく、自責の念を引きずることになるからだ。小保方氏のSTAP細胞は結果良ければ全て良しではなく、途中経過が明確でこそ認められるものじゃないだろうか。涙ぐんで感情論で済むのなら、世の男性たちの殆どが女に生まれれば良かったと思うだろう。

てなわけで、カワイいくないと言われようが(そんな歳でもないが)、恥じない経過を通して結果を出すことが私のやり方。これを売る営業能力がないために小さな会社しか切り盛りできないけれど、お天道さまが見てるんだいっ!
明朝はお天道さまに会うべく夜明けに起きられるよう、今夜は早々に眠ることと致します。おやすみなさい。

yuris22 at 01:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!IT・WEB制作・パソコン | 企業・経営・仕事

April 05, 2014

アナログな生活に戻りたいこの頃

悶絶した締切りが終わったのに、まだ疲労が抜けずにいる。主治医から貰っている薬も効果がなく、ちょっと動くと息切れしてしまうのは運動不足のせいだろう。起きている時間はほとんどパソコンの前にいた生活で、足腰を含め身体機能が低下している。血圧と尿酸値がアップして、女だてらにオヤジそのものだ。

文筆業とWEB制作の仕事はIT環境さえ整っていれば、都心に住まずともやっていける。スタッフとはサテライトオフィスで連携。山と海とが見渡せる逗子の高台に暮らし、淋しさを紛らわせてくれるコンパニオンアニマルの猫を飼い、万事OKな暮らしを手に入れた。それが思惑から外れてきたのは、責任感が強すぎるA型気質が原因なのだろうか。

原稿書きに追われて参加できなかったボランティア団体のイベント。待たせ続けてきた友人からのお誘いメール。それ以上に申し訳ないのは介護施設にいる父の見舞いに行けずにいたことだ。睡眠不足とディスプレイの見過ぎで視力が衰えたために車の運転ができなくなり、介護士とケア方針を決める打ち合わせに行けなかった。電車で向かうにも目がチラチラして階段の昇り降りができず、これでは病人である父から「大丈夫か?」と心配されてしまう状況である。頭脳労働がここまで身体をボロボロにしたのはストレス以外にないだろう。それはどんなストレス?

「人に振るべき時が来たんだと思うよ。もう若くないんだと知って、僕もそうしてる。」
主治医に言われた言葉は胸に刺さり、何でも自分主体で完結しようとする性分を改める時が来たんだと感じている。周りに任せればいいのに、念には念を入れる責任感。それはきっと周りを信じられない青臭さのせいだ。疑心暗鬼こそがストレス。

春がきた。桜が咲いた。もうすぐ鮮やかなツツジが咲いて初夏がくる。どんな天変地異が起ころうと、悠久の時を経てちゃんと繰り返す自然のローテーションは完璧だ。それに比べて人間は、ネアンデルタール人の頃には存在しなかった経済なんていうものを発明したばかりに、自分で自分の首を締めて生き急いでいる。経験のない脅威に向かうばかりの日々である。

平和会議に臨む裏で虎視眈々と武力を強化する国々。セキュリティが進むほど漏れてしまう個人情報。人の妬み嫉みを儲けに結びつけるマスコミ。「捏造」が今年の漢字になりそうな不信だらけの世の中だ。

私たち、変わらなきゃいけない時が来てるんだよね。いや「変わる」じゃなくて「戻る」かな。物々交換で生きていた時代はもっとシンプルで、複雑な経済システムでトップになるための頭脳競争なんてなかった。斧を持って殺し合いもしただろうが、マスコミにリークして敵を滅ぼすような小賢しい文明はなかった。いったいどうしちゃったんだろう、この地球。

パソコンよりもワープロよりも前。銀座の鳩居堂で淡黄色枠の原稿用紙を買って、指にタコを作って文字を書き入れていた時代が懐かしい。NHKやTOKYO FMの放送原稿だって、そうして一枚一枚書いていたんだ。ほんのちょっと昔がとても遠い。

そろそろ逗子の桜も花吹雪になる。ウォーキングとは長い間ご無沙汰していたが、明日はスニーカーを履いて、逗子から鎌倉までお花見しながら歩いてみようと思う。毎年美しい花を咲かせる木々からパワーを貰って、アナログな人間らしさを取り戻したい気持ちでいっぱいだ。大人になるとは、後退というスタンスの前進なのかもしれないね。

yuris22 at 02:47|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!企業・経営・仕事 

April 01, 2014

4月1日からのStarting Over

書斎に籠っている間に春が訪れた。玄関を出て感じる空気の感触に「しまった、これじゃ暑すぎる」と、着替えに戻ることもしばしば。どうやら私の季節感はダウンコートやヒートテックのままで止まっているらしい。

困ったのは「春らしい装いで来てください」という今夜の観桜会。着ていくものを決めなきゃとクローゼットを開けると、冬物ばかりが重く吊り下がっている。午後2時の気温をチェックしたら花冷えとは言い難い16度だし、春夏物は全てクリーング屋に預けてあるので手も足も出ない。なんで今日まで気づかなかったんだろう。

去年の今頃は何をしていたのかブログを見れば、浜離宮から水上バスに乗って隅田川の桜を見に行っている。夜は浅草の田原屋で「とぜう鍋」も食べたはずだ。あれから1年が過ぎたとは、途中の記憶がすっ飛んだ浦島太郎状態な自分に驚く。気付けば髪が真っ白になって腰が曲がり、もう20年経っていた・・なんてことが起こらないよう、アクティブな生活に戻らなくてはならない。

気を取り直してシャンプーを始めたら、バスルームの有線からジョン・レノンの歌声が流れてきた。新生活シーズンになると必ず聴きたくなる元気のでる曲。



『Starting Over』

Our life together is so precious together
We have grown, we have grown
Although our love is still special
Let's take a chance and fly away somewhere alone

It's been too long since we took the time
No-one's to blame, I know time flies so quickly
But when I see you darling
It's like we both are falling in love again
It'll be just like starting over, starting over

僕たちは一緒にかけがえの無い時間を育んできた
成長して 大人になった
2人の愛は今も特別だけど
一か八か思い切って どこかに飛び立ってみないか

ここまで随分と長い時間がかかった
分かってるさ 誰のせいでもなく 時間はあっという間に過ぎるものだって
でもこうして君に遭うと
もう一度恋に落ちそうな気がするんだ
振り出しに戻るって感じで まだスタートしないか


毎年3月末までルーティーンワークで手一杯の私は、1年の計を立てるのは元旦でなくて4月1日だ。昼夜逆転の生活スタイルから抜けだして、心身ともにリセットするMy New Yearのスタートである。

よーし服は間に合わなかったけれど、引き出しに仕舞っておいたピンクの口紅の封を切って、唇に春を塗ることにしよう。冬の間パンツルックで隠していた足も、薄色のストッキングを履いて出してみようか。新しいものを一つ身につけただけで、もう一度女の子の気分になれる春は、まさにStarting Overだ。いってきまーす(^^)v

yuris22 at 16:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!プライベートライフ・生活 | 音楽・楽器・歌・映画

March 31, 2014

2014与六カレンダー4月〜6月バージョン

女は何歳まで現役でいられるのか。子孫を残す面では高年齢出産のリミットがあるけれど、いつまで身体と頭脳の能力や肌の美しさを保っていられるんだろう。それを決定するのは誰なんだろう。

続行か引退かの間にいる浅田真央、AKB48を卒業する大島優子。世界NO.1フィギュアスケート選手&時代の先端を行くアイドルとしてトップに君臨する2人は、20代の若さなのに、現役から退いて更なるステージに向かおうとしている。どうしてそんなに急ぐのか、美しさ・若さ・才能の3点セットにプライオリティがある日本だからだと思う。

人間は生まれてきた時からオンリーワンの個性を持っている。スポーツの才能、絵の才能、音楽の才能などなど。それを親が発見し、磨いて伸ばしていくことを進めていけばやがて大物になれるはず。大きくなったら○○になりたいと、子どもたちは作文に将来への夢を綴る。

私が大学受験に向けて英語の学習塾に通っていた頃、"SOMEBODY"を先生が「大物、ひとかどの人物」と訳したことが素晴らしく感じたが、対局にある"NOBODY"を特定できなかった。何を夢見たら良いのか、ゴタゴタした家の事情があり、お嬢様大学に入ってから目的を結婚に絞った私はその他大勢のANYBODYとなったあげく、夫に養って貰うからには家に閉じこもった模範的主婦となった。しかし無味乾燥な生活が嫌で数年で破局。離婚して子どもを育てながら自分が進むべき道を探したけれど、大卒の資格程度でキラキラできる職業に就けるはずがない。しかも女は若いほど認められる風潮と、専業主婦に税的優遇がなされる制度。いつか見返してやるんだと思いながら、ANYBODYからもドロップアウトしたNOBODYが泣いてここまで歩いて来たんだと思う。

そして少子高齢化の今。女性は夫を支え子育てに勤しむべきと設けられた配偶者控除が、安部首相によって見直される局面に来ている。女性が社会に出て稼いで貰わねばの方針であるが、上記の理由がある私には何を今さらのチャンチャラおかしい話だ。優遇されたANYBODYな奥様たちを羨ましく思いながら、独りで子どもを巣立て、シングル世帯となった家計にこれまでどれほどの税負担が課せられてきたのか、市民税の納入通知書が届くと気が遠くなる。浅田真央も大島優子も歳を重ねれば、いつか不公平すぎる世に怒る時がくるかもしれない。

女は道具じゃないのだ。
美しさ・若さ・才能の3点セット持ちの女は、働いた分だけ国に多額の税金を入れろ?
専業主婦は国の役に立たなくなったから、雇ってくれる場を見つけて社会保険分の労働をしろ?
離婚して子育てが終わったババアは、もう役に立たないから早く死ね?

国民の自由な生き方に対し、日本は戦後からどこが変わったのかよく分からない。誰のために生きるのか、今のところは独女として「ニャンコ命」を貫いているけれど、そのうちコンパニオン・アニマルを飼う贅沢としてペット税まで搾取される時がくるんだろう。

政府の搾取の矢面に立っている飼い主のもとで、もうすぐ5歳の誕生日を迎えるコンパニオン・アニマル与六。猫は亭主にできなくとも、こんな行き先のない世の中できっと福を運んでくれる存在だと信じることにしよう。

独り善がりで恒例にしているデスクトップカレンダーと、携帯の待受画面。もしお気に召しましたらサイズを選んで画像をクリック、別ウインドウが開いたらダウンロードして下さいませ(マウスポインターが+マークになっていたら更にクリックして、画像を最大サイズにしてからダウンロード)。
春色の被り物をしたカエルにゃん与六からのハッピーが届きますように。ちなみに手前にあるのは「キャットテール」という西インド諸島の植物です。与六が手でチョイチョイするのを防ぎながら、なんとか写真を撮った苦労を察して頂ければ幸せでございます。

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480✕854 480×854 携帯待受


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yuris22 at 02:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!猫・ペット 

March 28, 2014

こんなに猫が好きでどうしましょう?

ゴミ捨ての日。マンションの集塵場から戻ると、ペットタワーのハンモックで寝ていたはずの与六が玄関マットで目を輝かせて待機している。抱っこ&お散歩を要求する「ニャ♪」の声には負けそうになるが、心を鬼にして車のエンジンキーを前に差し出す。「お外に行くのはブーブーだよ、乗る?」。車が大嫌いな与六は即座に反応して後ずさりし、日に日に散歩の要求が少なくなってきた。

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飼い主としては安心であり困惑。病気が伝染らないよう家猫として外出させたくない反面、車に乗ってくれなくては予防接種に行けないし、災害が起きたとき遠くに避難することも出来ない。プライオリティーとして私は自分の生命よりお猫様が上にあり、ファッションやグルメなんて与六のためなら後回しで構わないと思っている。今さら彼氏もいらないし・・ってか。

こんな恥ずかしい話を打ち明けたことはないのに、驚いたのは周りに隠れ猫好きが沢山いること。仕事を通して集まった老若男女の仲間が「うちの○○ちゃんは・・」と自慢話を始めると、猫好きたちは目尻をデレーッと下げ、想像力を膨らませてまだ見たこともない○○ちゃんを愛おしむ。犬と猫を同居させている飼い主でさえ、犬に対しては「我慢しろ!」、猫に対しては「ヨシヨシ(^^)」、いかに悪さをしても猫が養護されるのはどんな根拠があるのだろうか。ひいきされる特殊能力を猫は知っているのである。

そんな賢さ。猫を高齢者向け介護施設で飼えないのかなあ。トイレの粗相は絶対にしないし、犬のように人に向かって吠えることはない。自分の身体は自分で綺麗にするのでシャンプーは要らない。引っ掻く性質はあるけれど、爪とぎグッズを置いて定期的な爪切りをすれば大丈夫。寒いときは一緒の布団に潜り、撫でればスベスベと柔らかい。飼い主が涙を流せば、異変を感じてアイコンタクトしてくれる。あからさまに見える場所にはいなくても、飼い主の呼吸を感じる場所に必ずいてくれるのだ。それが猫。

さてさて原稿書きは一段落したものの、後回しにした仕事を片づけるためにパソコンに向かい続け、午後から午前へ日時が移った。暖房が要らない暖かさなので足元のホットマットに与六がいない。

しかしちゃんと後ろに待機。無造作に本を乗っけたキャットキューブに入って、邪魔せず私を見守ってくれていた。「可愛いニャン、いい子だニャン」。いつもの褒め言葉で頭を撫でると、口角を上げてニーッと笑う。ゴロンとひっくり返ってお腹を見せる。

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原稿書きによる徹夜の不摂生が続いて体調が良くない。昨日は主治医よりレッドに近いイエローカードを貰った。こんなに私だけを見てくれるニャンコのためにも、元気にならなくちゃね。心は通じていないと思っていたのに「大事にね」と声をかけてくれる人たちがとても増えて、生きていて良かったと嬉しい限りだ。一日中パソコンに向かっているデジタルな仕事から、目と耳と心で通じ合うアナログな仕事にシフトしようと思っているこの頃。一人で生きているんじゃないんだからね。

yuris22 at 01:45|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!猫・ペット 

March 17, 2014

論文不正疑惑に思うコピペの可否

三寒四温で春はそこまで来ているのに、浮いた話の一つもない私は桃色吐息どころか青息吐息。・・って、ダジャレてる場合か(--;) 今もやっとノルマの原稿を1本書き上げて、ボサボサ頭でヌボーッと頬杖をついている。心境は達成感というよりも、何てコストパフォーマンスの悪い因果な職業に就いてしまったんだろうと茫然自失状態。それでも泣こうがわめこうが待ったなしの締め切りに向かい、明日も99%同じことをしているだろう。

遅い夕食と共にニュースショーを見ていたら、小保方晴子さんの論文不正疑惑に対する特集をやっていた。本人は精神が憔悴し切って今は研究所にも出勤していないらしいが、STAP細胞で一躍有名人になった時の華々しい映像を見ていると、可愛さ余って悪さ百倍の集中攻撃に晒されているのかなと、マスコミの最も嫌な部分を感じ取る。フリップを剥がしながら「これは他の論文のコピペです」「これは過去の画像の転用です」「これは画像の切り貼りです」と得意気に説明する女子アナの勝ち誇った表情は見るに耐えなかった。この状況はいきなり屋根裏部屋に追い立てられた小公女セーラみたいで、マスコミが拍車をかけた世論の圧力は本人の見解を待たずに真実を捏造しているように見える。

むしろ納得がいかないのは、これまで一般人に説明されてこなかった論文のシステム。私は学者ではないので論文の書き方についてのセオリーは分からないが、小保方さんが疑われている他の論文からのコピペはどんな基準で可否が決められるのだろうか。出典を明らかにすれば論理の根拠を補足する引用と見なされてお咎め無しなのか、頭を掻きむしって無から有を作り出すしかない物書きには理解しがたい世界である。

博士号を持つ男性とずっと前に付き合ったことがあるが、鼻高々に見せてくれた論文は明らかにネットからのコピペと思える文章が目立つ。しかし周りに「先生」と呼ばれるお殿様のような姿からして、この類の人たちはコピペが悪いことだとは認識していない人種なのかもと思った。小保方さんの「どこから取った文章か覚えていない」「画像の転用は単純なミス」という答えも似たようなものだろう。頭が専門家であり過ぎた分、物事の受け止め方が一般人とズレているだけで悪意はないのだ・・と思いたい。

音楽だって資源はドレミファソラシドしかないのだからメロディーは枯渇して、カヴァー曲が流行るし、どっかで聴いたフレーズが入っている曲も沢山ある。文章にもやがて同じ現象が起きた時には私の仕事はとても楽になるのにと、たぶん有り得ない将来にちょっとだけ期待するとしよう。

yuris22 at 01:41|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!作詞・コピーライト・文章 | ニュース・番組・雑誌記事

March 11, 2014

3年前の記憶と現在

今日は3.11、東日本大震災の起きた日。パソコンの右下にある時計が14:46になったのを見て黙祷した。年月は経っても記憶は鮮明で、被災地からは遠く離れた場所にいても未だに恐怖心は癒えていない。

始まりは小さな物音。締め切りと闘いながら原稿書きをしている最中、ガラスが振動し始めたのに気付いた。地震かなと腰を浮かせているとだんだん横揺れが大きくなり、一向に止まる様子がない。ついに来た!と覚悟を決めたものの何をしたらいいのか思いつかず、とりあえず与六を抱きかかえて1階のリビングに駆け下りた。食器棚が倒れないように片手で抑え、大きく揺れる照明器具を眺めながら一人でキャーキャー声を上げるのみ。収まったと思ったらまた揺れて、これ以上激しくならないようにと願うことしか出来なかった。

外は早春の穏やかな午後。マンションの停電を知らせるブザー音だけが鳴り響いている。揺れが収まってからベランダに出て周囲を見回したが、誰の姿も見当たらず、いったい今のは何だったのかと不安が湧き起こる。非常用ラジオは雑音ばかりで役に立たないので、スマホのワンセグでテレビを見ると、安藤優子アナの緊張した顔が映り、震源地が東北であることを知った。市役所の災害無線からは津波警報のアナウンス。そして幾度も来る余震。

オロオロしているうちに日が暮れて、気付けば青白い月が空に浮かんでいる。電気と水道は復旧する様子がなく、前日に作ってあったカボチャの煮物を食べ、アウトドア用のランタンを灯して心細さを凌いだ。外界との接点はワンセグだけで、リアルタイムに流れる津波や火災の映像を呆然と見ているしか為す術がない。被災地の方々がどんな場所で夜明けを待ち、人生で最も長い夜を過ごしているかと思うと膝が震えた。

そして3年、あれから何が変わったのだろう。泣こうが笑おうが、人間の営みを乗せた時間は淡々と過ぎていく。私は相変わらず進歩がないまま、重ねていく歳に焦りがつのるだけ。今日も遅々として進まない原稿書きに頭を掻きむしりながら、あの日と同じ静かな夕方を迎えた。凝り固まった身体を解しにベランダに出れば、霞がかった水色の空は美しく、人々が暮らす家々を温めるように西日が照らしている。太陽にウインクしてどこかの窓がキラリと光った。

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窓の一つ一つに人生があり、私もその一つの窓に生きているんだ。何気ない風景が「相変わらずほど幸せなことはない」と教えてくれる。こんな奇跡を戴いて生きていることに感謝して、さあもうひと頑張りしようかな。

yuris22 at 19:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!地震・災害・事故 

March 05, 2014

2度あることは3度ナイナイ

このところ徹夜続きと宴会続きでバテバテな毎日だ。ついに呆けた?と言われるトホホの失敗をやらかして反省している。

一昨日の月曜日は浜松町での宴席が終わり、確実に座って帰ろうと東京駅まで行ってグリーン車に乗った。日曜から押し並べて1時間ほどしか眠っていなかった上に焼酎の酔いが加わって、スイカをタッチして座った瞬間に爆睡。それでも横須賀線の終電は逗子行きなので寝過ごす心配はない。

やがて終点到着のアナウンスが流れ、のそのそとコートを着て鞄を持ち上げると、あれ、なんだか軽いぞ。開けてびっくり、財布や鍵など貴重品を入れたミニバッグが入っていないのだ。浜松町の小料理屋に忘れてきたのは間違いないが、電話しても既に閉店。ここまでオサイフケータイ入りスマホをタッチして改札口を通ってきたので、財布がないことに全く気付かなかったのである。

駅からはスイカの使えるタクシーに乗って、やっとマンションの玄関に辿り着いたけれど、問題は中に入れるかどうかだ。スペアキーの秘密の隠し場所を開けようとしたものの、暗くて暗証番号が押せないし、錆びついていて開かない。このままでは野宿だと半泣きになりながら、悪戦苦闘すること1時間。すっかり酔いが覚めたころにやっと取り出すことができて、玄関マットの上で待ち侘びていた与六と対面した時は午前2時を回っていた。

朝になって急いで昨夜の店にバッグを取りに行き、中身が全部揃っていることを確認。お昼からはボランティア団体の例会に出た後、幾つかミーティングを済ませ、夜は飯倉のカラオケ店にてまたもや宴会だ。さすがにお酒も食事も進まず、それでも元気に歌いまくって3時間頑張った。みんなに「バッグは持った?」と何度も念を押され、昨日の徹は踏まないぞと貴重品チェックをして、新橋から横須賀線に乗った。

しかし・・・、座ってメールチェックをしているうちに眠ったらしく、タブレットを床に落としてしまった。慌てて拾い上げると、液晶保護フィルムを貼って大事に使ってきたNexus7にピーッと1本ヒビが入っている。ヒビの周囲はタッチしても無反応となり、修理するか買い替えか、また失敗をやらかしたことだけは確かである。

そして今日も寝不足のまま憂鬱な雨降り。パソコンを閉じてこれから川崎の宴席へ向かう。2度あることは3度ナイナイと自分に言い聞かせながら、できるだけ持ち物はシンプルに一つのバッグにまとめよう。まあこの性格なので、雨が止んだら傘を忘れてくるのは間違いないけどね。

yuris22 at 16:40|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!プライベートライフ・生活